少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2107 SONYの落日

大学時代の同期でソニーの最終面接まで残り、就職したヤツがいる。相当な苦労をして難関を突破したK・佐々木くん。ダイジョウブかな・・・。


安藤総理の歴代パソコンは東芝富士通、そしてソニー、アップルとなる。
特に好きなメーカーがあるわけではなく重量と値段で決めます。いまはソニーVAIOでこれを書いています。


中国ではVAIOにはキティちゃんバージョンとかあって女子に人気。ソニーがバカ売れした時期もありました。それが、こんなことになっちまいやがって。
パナソニックは危機を脱出して、今年は黒字になるらしいけど、何がどう違うのだろう・・・か。ようわからんが、このソニーの現状が今の日本のそれと重なって見えます。


ーーーーーー以下ネット配信記事抜粋転載ーーーーーーー


パソコンで終わらない、切り刻まれるソニー

東洋経済オンライン 2014/2/17 08:00 風間 直樹


「早期退職制度について説明します」──。2月7日午前10時半。東京・品川のソニー <6758> 旧本社ビル(御殿山テクノロジーセンターNSビル)8階の会議室に集められた約30人の社員たちは、3月中旬に開始する早期退職支援制度の募集対象となったことを告げられた。
(安総注=死刑宣告と同じだな、これは)


 彼らが所属するのは、「キャリアデザイン室」。戦力外とされた中高年社員を集め、社内外への求職活動を行わせるために設立された部署だ。グループ全体で100人程度が籍を置く。今回、このキャリアデザイン室と並んで希望退職の対象部署とされたのが、「VAIO」ブランドで展開するパソコン事業である。

 
「エレクトロニクス事業の再建に向けパソコンはここで収束させる事を決めた」。前日の2月6日、2013年度第3四半期の決算説明会に登壇した平井一夫社長は、パソコン事業を投資ファンド日本産業パートナーズへ売却することを発表した。
この日の決算発表では、通期最終損益が従来の300億円の黒字予想から一転、1100億円の赤字に沈む見通しが示された。期初1000億円の営業利益を見込んだエレキ部門の赤字継続が要因で、300億円の赤字に沈むとみられるパソコン事業はその主犯格の一つだ。
(安総注=ソニーだけではないが、大企業というのは平気で億単位の見込み違いを繰り返す。普通の会社なら一発で手形も飛んでお陀仏だが、大企業って、銀行の元金返さないで保護されてるから、こんな莫大な見込み違いでも生きていけるんだな。中小から見たら虫がよすぎないか)


1996年発売のVAIOは、個性的なスタイルとビデオ編集機能の強化で一世を風靡し、とりわけ欧州での人気は高かった。新興国向けの低価格品など普及品を作り始めたことで、10年度には年間870万台とピークをつける。だが数量を追いかけていく作戦は、プレミアムパソコンとしてのブランド価値を棄損させ、パソコン市場の不振とともに利益の出ない体質になっていった。
(安総注=要するに先読みの失敗と戦略ミス。開発者より営業の問題。マイナーチェンジの繰り返しと、テクノロジーの速さに、消費者のフトコロがついていけないのだよ、アケチくん、ではなくてソニーくん)


VAIOの立ち上げにかかわった辻野晃一郎アレックス社長は「かつてVAIO部隊は精鋭の集まりだった。人材やVAIOというソニー最強のサブブランドの力を、縮小するパソコン事業に固定化しておく必要はなく、他の商品や新商品へ活用できたはず」と悔しがる。「たとえば、富士フイルム は写真事業が急縮小する中、化粧品に乗り出して会社を救った。逆境下でも新しい事業を生み出すのが経営者の仕事だ。そうした努力を必死になってやったようには見えない」
(安総注=やはり、船頭が航路を誤った。船に積まれた食糧に限りがあり、「悪いけどお前たち、海に飛び込んでくれないか。サメもいるけど、ゴムボートやるから、なんとか生還して欲しい。じゃあな・・・」ってわけさ)


 ソニーでは現在およそ1100人がパソコン事業に従事している。このうち、日本産業パートナーズが設立する新会社に移ることができるのは250〜300人程度。残る800人強は他の事業部門への配置転換を検討するとしている。ただしこれは会社が異動先を紹介するのではなく、自力で探せ、という意味だ。
(安総注=ねっ、言った通りでしょ)


異動先を見つけられなかった場合、次の選択肢として「早期退職」が待っている。割増退職金は月収の36カ月分。13年3月期に国内外で1万人の人員削減を行ったときの割増退職金が40カ月分だったのと比べると若干少ないが、それでもかなりの高水準といえる。
(安総注=まっ、責任の所在は経営陣にあるにせよ、会社が潰れたら退職金もへちまもない。仕事があるだけで勝ち組という世の中だとしても、それだけの退職金もらえれば、寄生してしがみつく必要もなかろうて)


かつてであれば、退職を拒否した場合に所属する部署がキャリアデザイン室だった。しかし、昨年春、同室の存在が報じられると、「追い出し部屋」だとして批判が集まった。そこでオフィスの引っ越しやイベント設営を受託する関連会社が受け皿となるなどして、13年3月時点では250人いた室員を100人まで減らしてきた。今後もキャリアデザイン室は規模を縮小していく方向であり、VAIO部門の多くの社員は希望退職の道へ進まねばならない。
(安総注=キャリアデザイン室。なんとなくオシャレなエリート集団的な響き。その昔、褒め殺しという言葉が流行したけど、今年の流行語大賞にノミネート。「キミ、なかなかやるねえ・・・。いんや、見直した。チミみたいな有能な逸材を、俺んとこのようなチンケな部署に置いとくのは会社の、いや社会に対してシメシがつかない。こういうのを宝の持ち腐れっていうんだな。よし、わかった、上にかけあって、チミをキャリアデザイン室に推薦する。わが社の命運を分ける、尖鋭的な重要な部署だ。どうか、そこでチミの才能を十分に発揮してくれたまえ。将来の幹部候補のチミにふさわしい場所はそこしかない」「ぶ、部長・・・ありがとうございます」「バンザーイ、バンザーイ」で一丁あがり・・・な〜んてわけにはいかねえんだろな。おしまい)


ティーブ・ジョブさんとビル・ゲイツさんがソニーの失敗について語っていますが、あまり面白くありません。ソニーはソフトの開発ができなかったというのが主旨ですが、そらそうだろう的な話。興味のある方だけクリックしてください。約9分です。

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