少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2395 漫画と鼻血と言論とちばてつや2


尊敬するちばてつや先生の作品の魅力をまず書きます。
あしたのジョー」「おれは鉄平」「のたり松太郎」「ハリスの旋風」などについて
1・主人公が、いずれも超のつく不良。暴力、窃盗、搾取、喫煙飲酒・・・。とにかく不道徳の見本市みないな感じ。いずれも人の言うことなんか聞かない、傍若無人の祭典。人の迷惑など顧みない、天下の自己中心人物。怠慢でズルすることの天才というのが共通点。
2・「努力」「勤勉」「情愛」という類の言葉と真逆にある主人公たちが、自慢の武器である「腕力(暴力=喧嘩)」で、叩きのめされ、湾曲した復讐心から自己の才能に目覚める。それは、ボクシング、剣道、相撲と格闘技(個人技)に限る。そして「超負けず嫌い」という性質も共通点。
3・ちば作品の特出した魅力は主役を喰うくらい強烈な脇役の存在。他の漫画に行けな、堂々と主役を張れるキャラクターたちが、主役の域を超えず、主役以上の存在感を見せながら、他の誰とも、かぶらない個性を主張している。
矢吹丈には西と段平。松太郎には田中くんと西尾のじさま。鉄平にはニーチェや加納や脇坂主将といった感じ。


すみません、前置きが、なが〜くなりました。でも、書かずにはいられません。ちば作品は「反文部省」「アンチPTA」。劣等生、問題児たちが、脱金太郎飴。それぞれ持った特殊な才能を目覚めさせ、生きる道を切り開いていくというのがテーマで、その道のりは、綺麗ごとではなく、ほとんどが裏街道です。何度読み返しても、面白い。ちなみに、この内容の大人版がバロン吉元先生の「柔侠伝」シリーズです。


さて、以下、転載する内容は、昨年8月、「はだしのゲン」の閲覧禁止問題に言及し、日本漫画家協会の会長の立場にある、ちば先生が、言論弾圧に危惧し、自身の執筆体験から、言論の自由を訴えたのが主旨で、今回の「美味しんぼ=鼻血」問題とは、直接的な関連はありません。
ただ、とても興味深いお考えなので紹介したいと思います。



ーーーーー以下、日本漫画家協会HPより転載ーーーーー

はだしのゲン」閲覧制限に「風立ちぬ」の喫煙描写への抗議と、漫画やアニメを巡る議論がかまびすしい。 折しも国会では表現の自由を狭めかねない児童買春・ポルノ禁止法改正案が議題に上っている。
「不気味な気配を感じるのは私だけなのか」。日本漫画家協会理事長のちばてつやさん(74)は憂いを深める。


「ああ、あれを読んでくれたんだね」。
あしたのジョー」の主人公・矢吹丈の巨大なパネルが飾られた部屋で、巨匠は破顔した。 日本漫画家協会のホームページに掲載された8月26日付の意見書「本当に守るべきもの」に言及したときだった。
意見書は漫画やアニメを巡り「表現規制につながりかねない出来事」が相次いでいることを憂い、 日本が「可能な限り寛容でおおらかでいてほしいと、強く、強く願う」としている。

「出来事」の一つは、昨年12月に亡くなった中沢啓治さん(享年73)が自らの被爆体験を基に描いた漫画「はだしのゲン」の問題だ。
松江市教委は「旧日本軍がアジアの人々の首を切ったり、女性に性的な乱暴を加えたりするシーンが小中学生には過激」 と全小中学校に閲覧制限を求め、後に撤回した。
「中沢さんは『子供が見るものだから』といって極力抑えて描いたと聞いています。特に少年誌に連載中は
『子供向けにここまで描いていいのかな。だけど、これは描かざるを得ないな』と悩みながら描いた作品ですよね」。
ちばさんは表現者ゆえの迷いや苦しみに理解を示し、自身の「あしたのジョー」のあるエピソードを語り始めた。


(つづく)



「なにをしようと俺の勝手だよ、ブタ公」
看病した西をいきなり殴る。あり得ね〜〜〜〜。