少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2270 from China8(春一番と腎臓病)


基本的にタレント本は読みませんが、中国に来る二か月ほど前に、春一番さんの著書「元気ですか!?」を読んだところでした。
春一番さんとは、一面識もなく、失礼ながらテレビで見た記憶もなく、ほとんど知らない存在でしたが、笹塚の古本屋で、なんとなく手に取り、パラ読みしたところ、文中の「腎不全に陥った」というキーワードに、私が反応しました。
100円だったので、「とりあえず買い」をして、しばらくしてからページを開いたところ、以前、たけし軍団爆笑問題が所属していた太田プロのすぐ近く(四谷内藤町)に、私が6年ほど住んでいた時期があり、ちょい知りのタレントさんの裏話なども記載され、本題の「腎不全」もさることながら、楽しく読ませていただきました。
著書からもわかるように、春さんは、相当な酒飲みで、私の記憶では、文中には、心肺停止状態から復帰したとか、病院のICUのベッドから、廊下で死者が並んでいる姿が見えたとか、つまり、酒が原因で生死の間を何度も彷徨ったという記述がありました。


ですから、もうとっくに酒を断たれていたと思っていたのですが、そうではなかったのですね、春さん。
私の仕事は、腎不全で人工透析に苦しまれている患者さんの手助け(情報提供)ですが、手助けさせていただいた多くの患者さんは、「他人様の腎臓をいただいたのだから、一日でも長く保たせるために」と病気になる以前より、節制した生活をされています。
ただ、残念ながら、春さんと同じように、その逆を行く患者様も、小数おられ、その方たちの成績は良くありません。


春さんの師匠の片岡鶴太郎さんも「酒をやめて欲しかった」と訃報に接し、コメントを残されたそうですが、こればかりは、本人でなければ、どうにもなりません。


かく言う私も、学生のころは、ドラゴンズの応援団長で、球場では観客からの振る舞い酒を浴び、試合後は水道橋の居酒屋・やる気茶屋で日本酒の一気飲み、バイト先の新小岩のスナック・パンドラでも、客のボトルを注がれるままに浴び、その合間を縫って、目当ての彼女がいる巣鴨サントリーパブ・コタンでは、必ずサントリーホワイト(当時一本1000円)を一本空け・・・という酒浸りの日々。
ある日、星野監督(当時はまだ現役)から「お前、酒飲めることを自慢しとっちゃあかんぞ」と一括され、自慢してるわけではないけど、それ以来、自粛して今日に至っております、ハイ。


ーーーー以下ネット記事引用ーーーーー


猪木のものまね芸人・春一番が肝硬変のため死去

東スポWeb 7月3日(木)19時27分配信



”燃えるる闘魂”アントニオ猪木(71)のものまねで一世を風靡した芸人の春一番(本名・春花直樹)が3日、都内の病院で肝硬変のため死去したことが、本紙の取材で分かった。春さんの所属事務所が本紙の取材に認めた。47歳だった。


春さんは1985年に片岡鶴太郎(59)の弟子として芸能界入り。猪木の“完コピ”で話題を呼び、人気者となった。だが、大のアルコール好きがたたって2005年に腎不全で入院。すい臓、肝臓、腎臓と内臓を全部やられて体重が激減。骨粗しょう症にもかかり、長期休養していた。

 ここ2〜3年はエスパー伊東の誘いで芸能事務所「アネット」に所属。酒は1日おきにたしなみ、週末に営業するというスタイルで、体調を考慮しながら仕事を続けてきた。

 アネット関係者によると「2日夜に酒を飲んで就寝した。けさ4時に奥さんが目を覚ました際はいびきをかいていたが、奥さんが6時ごろに目を覚ますと呼吸が止まり、体が冷たくなっていた。急いで救急車を呼んで病院に運んだが、蘇生措置も実らなかった」。

 検死の結果、事件性はないと判断された。子供がなく、二人三脚で歩んできた夫人はあまりに急な事態に泣きはらしているという。

 最近、テレビ番組や営業で共演していたエスパーは「あまりに急で事態がのみこめない。1か月前にも仕事したばかり。まだ信じられない」と言葉少なだった。


ーーーーーーーー以上ーーーーーーー


肝硬変といえば、林葉直子さんはどうされているのでしょうか?


私は、酒は飲めますが「酒好き」ではないので、「呑むな」と言われたら、一年くらいは余裕で大丈夫でしょう。ビールより、サントリーのオールフリーの方が、ぜんぜん好きですから。


しかし、酒好きの人は無理なんでしょうね。
私も、ずっと昔ですが義兄を肝硬変で亡くしました。
義兄も、入退院を繰り返し「次、酒飲んだら、死にますからね」と医者に言われたのに、長い入院から退院したその日に、飲んじゃいました。
そして、もうそのままです。
真面目すぎる人物で、ストレスのはけ口が、酒だけだったようです。
しかし、幼子を残して逝ったのはいけません。
まだ、赤ちゃんだった次男坊は、久しぶりに帰宅したもの言わぬパパにまとわりつき、上に乗ったり、顔に触ったり、誰も止める者はいませんでした。


追記・・・


早朝4時にはいびきをかかれていた春さん、二時間後の午前6時には、息絶えていたとのこと。
著書「元気ですか!?」では、「あの列に並ばなくちゃ」と、春さんが見たという死装束を纏う死者の白い列に並ぼうと、ICUのベットから身を起こそうとする春さんを、「並んじゃだめ」と必死に止めたのが奥さんだったそうだ。
今回は、奥さんが止める間もなく、死者の列に並んでしまった・・・ということなのでしょうか?