少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2273 from China11(尖閣と集団的自衛権)


前回からのつづき。
フェイスブックで繋がった、シアトル在住のRie Solisramirezさんが「報道されない真実」というグループに投稿された記事です。
引用しますので、ぜひ、お読みください。


ーーーーー以下、引用文ーーーーー


Rie Solisramirez 2014年7月4日 5:01


一読のおすすめ。今秋に予定されているロシア・プーチン大統領訪日実現必須。
http://diamond.jp/articles/-/55118?page=3


多くの中国人は、尖閣侵攻は「よいこと」と考えている。


<テーブルの出席者は静まりかえり、マイクを握った参加者の1人が
「岩だけで価値を持たない島のために世界戦争を起こす可能性を認識しているのか」
と質問したところ、この専門家は「理解している」と回答。
尖閣諸島はシンボル的な価値があると繰り返した。>(同上)
実をいうと、これは「過激右翼の少数意見」ではない。中国を頻繁に訪れるロシア人たちに聞くと、「日本との戦争は不可避。戦争になっても中国は絶対負けない!」という機運が満ち満ちているという(中国人は、「ロシア=味方」と思っているので、ロシア人には本音をもらす)。
日本人には信じられない話だが、むこうはとっくに「戦争準備」を進めている。10年から現在に至るまでの中国の動きは、すべて「尖閣強奪」に向けた「計画的行動」と見るべきなのである。


日本が中国の脅威を克服するには


次に、日本が中国の脅威を克服する方法を考えてみよう。
これは、簡単だ。日米同盟が強固であればいい。衰えたとはいえ、米国一国の軍事費は、世界総軍事費の40%以上を占めている。中国は、既に軍事費世界2位だが、それでも米国の5分の1の水準に過ぎない。そして日本は、(米国に見捨てられた)グルジアウクライナと違い、軍事費世界6位の強国である。

日本一国で、中国と戦えば勝てない可能性が高い。通常兵器での戦いには勝てるかもしれない。
しかし、中国が「尖閣を渡さなければ、東京に核を落とす!」とこっそり恐喝したらどうだろう?日本の政治家は「やれるもんならやってみろ!」と言えるだろうか?だが、日米が一体化して中国と戦えば、必ず圧勝できる。
そう、大切なのは「尖閣有事の際、米国は日本を助ける可能性が高い」と中国が信じることなのだ。それが、尖閣侵攻を思いとどまらせる抑止力になる。


では、「日米同盟」は「強固」なのだろうか?
日本国民全員が、「昔ほどではない」ことを知っている。「日米中正三角形主義者」の鳩山由紀夫元総理、そして自称「人民解放軍野戦軍司令官」の小沢一郎氏が、ぶち壊したからだ。
安倍総理は、必死に日米関係改善を目指しているが、「右翼」「軍国主義者」「歴史修正主義者」など、不本意なレッテルを貼られて苦しんでいる。

どうすれば日米同盟を決定的に「強固」にできるのか?その答えが「集団的自衛権行使」だ。


日米安保」とは「日米軍事同盟」のことである。
しかし、両国の関係は対等ではない。日本が他国から攻撃されたとき、米国は日本を助けなければならない。ところが、米国が攻撃されたとき、日本は米国を助けてはいけないのだ。これは、「保護者」と「子ども」の関係である。

では日本が「集団的自衛権」の行使を認めればどうなるか?
日本が攻撃されたとき、米国は日本を守る。米国が攻撃されたとき、日本は米国を守る。これは「大人の関係」「同志の関係」「対等な関係」である。

考えてほしい。「私(日本)が襲われたら、あなた(米国)は命をかけて私を助けなさい!でも、あなた(米国)が襲われたとき、私(日本)はあなたを決して助けないけどね!」
こんなことを公言している国を本気で守ろうと思うだろうか?しかし、「私(日本)が襲われたら、あなた(米国)は命をかけて私を助けてくれる。そのかわり、あなた(米国)が襲われたら、私(日本)も、命をかけてあなたを守りましょう!」


こうなってこそ、日米同盟は強固なものなる。そして、中国は尖閣を侵略することが、とても難しくなるのだ(だから、集団的自衛権に関して、必死で反対している)。


(つづく)