少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2278 from China16(ブラジルW杯考)


宴たけなわではございますが、一言・・・。
ブラジルW杯・・・4年前のそれより、はるかに個々の技術が目覚ましく進歩しているのには驚かされますね。
日本が歯が立たないわけですよ。
サッカーは基本、好きではないので、深く考えたり、勉強したことがないので、専門的なことは書けませんが、世界の選手は、ダイレクトボレー、あるいははランニングダイレクトボレーが日常化され、しかも、それが精密機械のように、ほぼ確実に枠を捉えていますね。スローで見る限り、軸足を傾けて、蹴る足とボールの距離を調整してヒットさせています。素晴らしいボディバランスの一言。まるで水中でプレーしてるみたいです。


日本のサッカースクールで、そんな真似したら、コーチからきつく叱られるんでしょうね。彼らの、あのボレーは偶発的ではなく、おそらく日常的に1000回も2000回も練習を重ねた結果だと思います。それも卓越した身体能力を持った上でね。
もう、ワントラップボレーなんて、過去の遺産で、その一瞬の間にDFが集合してシュート視界が半分以下になるんですね。


技術、スピード、スタミナ、執念、パスとシュートの正確さ、アイデア、当たりの強さ、したたかさ、身体能力(ボディバランス)、動体視力・・・
残念ながら、何ひとつとっても、日本が世界に勝るものは見出させません。
これでは、長友や本田が束になってかかっても無理ですわ・・・。


宴たけなわではありますが・・・
中国の人々は、自国が参加していないのに、熱心です。
夜、9時を過ぎると、善人商店の客が途絶えません。
冷えたビールと、つまみの落花生を求めて、延々と客が来るのです。
しかも質素。みなさん、大量に買うわけでもなく、せいぜい缶ビール3本とか瓶ビール2本とか、実に健康的。
都会ではどうか知りませんが、広州のベッドタウンでは、渋谷のバカ騒ぎはありません。
中国滞在10日目になりますが、W杯ジャージ姿を見かけたのは香港でひとり。香港人が日本のジャージを着ていました。あと、広州の善人商店で2人。ドイツとブラジルを着た中国人でしたが、いずれも前大会のお古。衣装にはこだわりません。質実剛健は好感が持てます。


発注してもすぐに売り切れる善人商店のビール。



宴たけなわではありますが・・・・・


日本と韓国、代表選手の出迎えの光景・・・対照的でしたね・・・。
暖かいねぎらいと感謝で迎えられた日本代表と、罵声と屈辱の飴を投げつけられた韓国代表・・・。
個人的な見解で言えば、私は韓国式のほうが、次回へ繋がるセレモニーだと感じました。
少なくとも日本代表は全員が全員、高給取りのプロの中のスーパープロ。勝敗はともかくとして、本当に、胸を張って帰国できる内容だったかどうかは、彼らが一番良く知っているはず。
それを「よく頑張った」「次はガンバレ」は甲子園で一回戦で敗れた球児に贈る言葉であって、すくなくとも世界で闘う日本代表プロフェッショナル軍団に贈る言葉ではない・・・と私は感じました。



ここにも平和ボケ、お花畑さんたちが、多数存在し、日本のスポーツ界をスポイルする姿があるように思えてなりません。
特に解説者など、松木サンを筆頭に、単なる応援団長になり、スポーツマスコミも日刊ゲンダイ東スポ以外は、お花畑。本田選手とかは、そんな記事は期待していないと思うけどね。


あの世界の王さんだって、成績不振の時は、ファンからナマ玉子を投げつけられました。マナーの是非から言えば、最低最悪の行為ですが、プロとはそんな一面もある世界。二流、三流の選手が三振やエラーしても野次られて終わりますが、王選手が超一流ゆえに、為された行為。ある意味、こんな屈辱も、王さんにとって、ひとつの勲章だと、少数派はカウントします。


画面では、延々とW杯が・・・


さて、私はサッカーファンではないのですが、コレクターですので、とりあえず善人商店さんで、何本か購入しました。期間限定缶。
もう100缶は超えていると思います。
コレクション用とヤフオク転売用と複数本、買いますが、缶飲料は重たいのが難点。


優勝予想は「アルゼンチン」です。
根拠は、どっかのチャンネルでやっていたジンクス予想です。
曰く、「ヨーロッパのチームは南米大会では勝てない云々」
曰く、「外国人監督でW杯を征すことはできない云々」
などの消去法でいくと、残ったのが「アルゼンチン」だけという、こじつけですが、それに便乗したいと思います。
ゴールを決めてもバカみたいにはしゃぐことないメッシ選手に好感が持てます。彼のシュートをスローで見ると、もう身体が45度に傾き、普通の選手なら、あの体制のまま倒れるしかないでしょうけど、彼は、あそこからまた元に戻るのですから、彼のどの筋肉が、どんな構造になっているのか知りたいです。
彼のシュートやステップを見て、マイケル・ジャクソンを連想しました。


かつて、アルゼンチン代表のマラドーナが現役時代、来日した際の国立競技場での試合後。シャワールームからフリチンで出てきたマラドーナを写真週刊誌がパチリ。
Flashだったか、Fridayだったか、Foucsだったか、忘れましたが
マラドーナのマラどんな?」
という見出しが、いまだに頭にこびりついて離れません。


追記・・・その昔、Flashでバイト原稿を書かせていただいたころ、スポーツ編集に「サッカーボール伯井」という記者がいて(今も現役ですが)、その伯井さん、早稲田実業高校時代はサッカー部に所属していました。


で、サッカー王国静岡に合宿に行った時の話。
同じ高校生相手ではレベルが違いすぎて、相手にならないため、中学生のチームが練習試合の相手に・・・。
その試合中、サッカーボール伯井さんが、相手選手に言われたひとこと。
「中学生相手に、そんなにムキにならんでくださいよ」
これも脳裏に焼き付いて離れないフレーズ。


結局、早稲田実業、静岡の中学生に勝てなかったそうです。
そういえば、日刊ゲンダイによれば、日本が全く歯が立たなかったコロンビア戦。先発出場したコロンビア選手の半分は控えの選手で、主力組は決勝ラウンドに備え、温存だったとか。