少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2285 from China23(喫煙公務員に850万ポン)


前回に引き続き、血税の無駄遣いの話です。
身近で言えば、母親、姉、死んだ親父と義兄らは、地球上でも屈指のヘビースモーカー。
家の中がニコチンスモッグでは、吸わない人はたまりません。
間接喫煙の危険と恐怖を、医者やマスコミは、もっと強烈に訴えるべき。


今年2月、近い親戚で、私と同じ年54歳の、非喫煙の女性を肺癌で亡くしました。彼女の肺癌が、間接喫煙によるものかどうかは、わかりませんでしたが、
非喫煙者が肺癌になる可能性は、喫煙者より数倍も低いことを考えれば、間接喫煙による起因も疑いの範疇だと思います。


親しくさせていただいている高知工科大学で、脳の研究をされている脳外科医のH先生は、「1歳未満の赤子の、受動喫煙(間接喫煙)による脳の委縮とその後の疾病の因果と、発育動向、将来に対する影響」という研究を進められています。
現在、相当数の症例を集め、研究はかなり進んでいるそうです。その結果、成長期の子供が被る受動喫煙による脳の委縮から起因する、さまざまな発育障害の因果はほぼ100%間違いなく、医学的な資料を基に立証できるところまで、こぎつけたそうです。


公務員、役人だから、タバコを吸うな・・・とは言いません。
しかし、彼らが吸うために、おっ建てた喫煙小屋の総額850万円も、出所は税金でしょ?
こんなの、市政や国政に何の関係があるの?
だったら、使用料を取るとかして、利用者がゼニを出して利用すべき。非喫煙者にとっては永遠に不要の建設物。そんな単純なことも、わからないなんて、本当に、役人って人種はバカの集まりなんだな。
反対して、阻止するか、納税者が納得する方法を考えるとか・・・。まあ、引き出しを開けたり閉めたり・・・何事もなく、無事平穏な日々を終えるのが、人生の至福の連中だから、納税する人の気持ちなどはまったくわからんのだろうな。


ーーーーーーネット記事引用ーーーーーーー


ひんしゅく買う850万円の「職員喫煙所」 庁舎外に設けて波紋
産経新聞 7月7日(月)8時0分配信


芦屋税務署に設けられたプレハブの喫煙所。職員が頻繁に出入りしていた=兵庫県芦屋市


他人のたばこの煙を吸わされ健康被害を起こす「受動喫煙」をなくそうと、西日本で初めて昨年4月に施行された兵庫県受動喫煙防止条例。
「建物内禁煙」を義務づけられた県内8カ所の税務署が、計約850万円を投じて庁舎外にプレハブなどの喫煙施設を設けたことが波紋を広げている。
一部には兵庫県から条例違反の疑いで調査したものもあり、たばこの健康被害を訴える医師らは「条例に違反するだけでなく、公務員の職務専念義務違反にも抵触する。
職員の健康を守るためにも喫煙室は作らないでほしい」と批判している。(加納裕子)


■プレハブ喫煙所に10分で4人


平日の午前9時半ごろ、兵庫県芦屋市の芦屋税務署。細い路地に面した庁舎裏口からネームプレートを首から下げた若い男性職員が出てきて、広さ約5平方メートルのプレハブに入っていった。
ここは昨年設置された喫煙所だという。約10分間に出入りした職員は4人。滞在時間は1人5〜7分。最後になった2人の職員はボタン式の鍵を操作し、談笑しながら出ていった。


「もともとは本庁舎内に喫煙所があったのですが、県の条例で庁舎内での喫煙が禁止になった。職場環境を整えるために、外に付け替えなければならなかったのです」
近畿2府4県の税務署を所管する大阪国税局の広報担当者はこう説明する。
大阪国税局によると、兵庫県内21カ所の税務署のうち、県条例の施行にあわせてこうした喫煙施設を新設したのは芦屋や灘、洲本など8カ所。
条例の施行前年の平成24年12月に入札を行い、計約850万円で完成させた。敷地の広さや本庁舎の形状に合わせ、芦屋税務署などではプレハブを建設。
灘税務署では本庁舎の外階段下の倉庫を喫煙所に作り替えたという。

 
職員が仕事中に喫煙する環境を整えるために約850万円。冬は少々寒いが、屋外で携帯灰皿片手に吸ってもらうわけにはいかなかったのだろうか。
大阪国税局としては「屋外であっても人が通る場所で吸えば、煙が行ってしまう。受動喫煙を重視した結果、喫煙所を囲むのに費用がかかってしまった」と説明。
一方で、ある職員は「税務署職員が外でたばこを吸っていたら、納税者から苦情が来る」と打ち明け、「公務に支障がなく、社会通念上認められる時間や回数なら構わないでしょう」と理解を求める。


■せっかく作ったのに条例違反?


そもそも兵庫県の条例では、官公庁の庁舎について「当該施設の建物内の区域」を禁煙にしなければならないと規定している。税務署敷地内にある喫煙するための建物は、条例違反にはあたらないのだろうか。


保育所や幼稚園、小中高校などは敷地内禁煙なので違反となりますが、官公庁では庁舎の外に喫煙専用の簡易な構造物を設けることについては禁止していません」
兵庫県受動喫煙対策室の四方弘道室長はこう説明する。ただ、本庁舎とつながっている外階段下に喫煙所を設けた灘税務署については今年6月、外部からの指摘を受けて現場を確認。一時は「庁舎とは出入り口が別で隔離された空間だが、構造的には庁舎と一体性がある」として「2カ所あるドアを開放すればトンネルのようになって屋外とみなされ、問題なく使用できる」とアドバイスしたが、最終的にはドアを閉めても条例違反には当たらないと判断した。


大阪国税局は入札前に同室に相談し、違反にはならないとの回答を得ていたという。このため、後から問題視はしにくいのが実情のようだ。
たばこのない社会をめざす医師らでつくるNPO法人日本タバコフリー学会」の薗はじめ事務局長(54)は「人の命を守るための受動喫煙防止条例は、喫煙を確保する場所を優先するようなものではなかったはず。
喫煙所の作り方を受動喫煙対策室が教えてあげたとしたら、職員の健康増進のための禁煙という本来の施策に逆行する」と批判し、「勤務時間内に喫煙することによる損失は大きく、外部から見られて困るようなことをさせるべきではない」と訴える。


■抜け道だらけの条例に批判も


たばこの煙にはニコチンや発がん物質、一酸化炭素などの有害物質が含まれ、喫煙はがん・循環器・呼吸器・妊娠への影響など広範囲な被害を引き起こす。厚生労働省によると、国内では喫煙によって毎年12〜13万人が死亡し、受動喫煙による肺がんと虚血性心疾患で、ほかに約6800人が死亡しているとしている。


同学会では、受動喫煙による疾患は他にもあり、年間の死者は2〜3万人にのぼると推定。他の場所で喫煙してきた人が吐き出す息や体に付いた有害物質を吸い込む「サードハンドスモーク」でも健康被害を引き起こし、特に妊婦や子供が吸い込んだ場合、子供の肺の発達に悪影響があることが判明しているという。
受動喫煙防止条例は22年4月の神奈川県に続き全国2例目の先進的取り組みだが、医療関係者からは「抜け道が多く、中途半端で不完全」と批判も強い。当初、民間施設にも全面禁煙を義務付けることを検討したが、業界団体の反発を受けて規制内容が後退した。大学などは建物の公共的空間のみを禁煙とすればよく、小規模な宿泊施設や喫茶店では全域を喫煙区域とすることも可能だ。


四方室長は「大学が敷地内禁煙にしたら通学路で吸う学生が増え、近隣から苦情が出て、結局敷地内に喫煙所を設けたところもある。そうした事例は他にもたくさんあり、無理に厳しい条例を作っても元に戻るだけ」と説明。
その上で「たとえば兵庫県庁では、いつでもどこでも喫煙できたのが19年に執務室内で吸えないようになり、25年から建物内禁煙になった。たばこ問題をめぐる5年、10年の変化は急激で、今後の社会の変化を見ながら進めていきたい」としている。


ーーーー以上ーーーーー


久しぶりに会う昔の記者仲間の大半は、みな、昔の面影もなく太っています。
中年太りかと思いきや、さにあらず。
皆、キチガイのようにチェーンしていたタバコを止め、太ったそうです。
マスコミも社内禁煙が定着して久しく、「まだ吸っているバカがいる」と同僚から白い眼で見られ、上司が止めたら、それに従うのが一般の習わし。
僕らの時代は、灰皿からシケモクを漁り、ネクタイはちまきで、鉛筆なめなめという先輩もいました。なんせ、品川駅港南口の、今では信じられないオフィスビルでしたが、当時の東京新聞中日新聞)は、世界最古の輪転機が地下で回り、刷りたての新聞はインクで手が真っ黒になる時代でしたから。


当然社内は、タバコの煙で、部屋の向こうが見えない状態。
イチローJリーグもない時代に、サッカーと大リーグ専門記者兼デスクとして最先端を行く、松原明さんという大先輩がただひとり、喫煙者と闘い、窓を、全開しては、また誰かが締め、また開ける・・・という死闘を繰り返しておりました。


N刊G代も、すでに社内は喫煙禁止。先輩の喫煙を注意した後輩記者と、テメ〜コノヤロ〜が勃発したそうです。こんな素敵な状況ですから、都会と比較して、地方の方が、圧倒的に喫煙者が多く、かくいう新安城レトロカフェも禁煙カフェには出来ません。


私がいれば絶対に禁煙にするのですが、陰のオーナー84歳がヘビースモーカー故、断固として賛同しません。
問題は、香港で購入した、私の仏教コレクションのひとつ、曼荼羅。当時18万円もした貴重品を飾っているのですが、それが完全にニコチンタールの餌食にされてしまったこと。もっと早く、外せばよかったのですが、もはや手遅れ、末期的な症状です。


中国でのビジネスパートナーのCさんも実はチェーンスモーカー。
今回は禁煙キットを離さず持っち歩いています。タバコみたいにくわえて、吸って吐くと、なんと煙が出ます。
「効果ある?」と聞くと
「一日40本が、今10本になりました・・・」と言いますが、
本物のタバコを吸う時は実に美味そう。
中国の人ですら、このご時世、喫煙の愚に目覚めています。