少数派日記

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“安藤総理の少数派日記”

2501 ラグビーW杯2019年の憂鬱

昨20日、ゴールデン街ラグビー酒場「ダンさん」で2019年問題について、九州のラグビー男・Kさんと熱く語り合いました。
2019年問題とは同年、日本で開催されるラグビーワールドカップのこと。多くのラグビーファンは日本で開催される喜びよりも、がらがらスカスカのスタンドをイメージして、招致決定と同時に、世界に恥をさらすことに憂慮している。
現在、国際ラグビーボード(IRBラグビーの国際ランク付け)において日本は9位ですが、8位との差は、現状では永遠に縮まらない順位とされています。
ラグビーを良く知らない方、あるいはほとんど興味のない方には多くの疑問があると思いますが、その代表例として、まずは日本代表(JAPAN)に選出される選手の日本人度の規定が甘く、15人のプレーヤーの、ほぼ半数が、日本人ではなく外国人選手が日本代表選手になっていることです。
例えば、代表の条件は、日本に3年以上居住していればよい、父方母方いずれかのおじいちゃんおばあちゃんが日本人であればよい、日本の企業で一年以上プレーすればよい・・・云々、日本国籍帰化の必要はないのです。つまり約半数が助っ人外人・・・というわけで、金髪やレゲエ頭の選手が日本代表・・・と言われても、我々ラグビー人もピンとこない状況です。


さりとて、これは世界ルールであり、日本以外の各国で堂々と使用されているシステム(権利)ですので異議を唱えることはできません。
しかし、ここで考えなくてはなりません。
つまり、プレーヤーとしてはワールドカップに出場することが、ファーストステータスです。となれば、自国の代表として選出されなければ、異国のチームのジャージーを着て出場するという手段もあるわけです。
同じことが日本の高校野球ダルビッシュ田中将大や坂本隼人ら関西出身の実力選手が、強豪ひしめく関西地区の高校への進学を避け、比較的出場しやすい東北地方、北海道の高校に甲子園出場留学をするのと全く同じ構図です。


現在、IRBのトップ、つまり世界ランク第一位はオールブラックス(NZ代表)。世界のラガーマンの至極の目標は、こちチームの一員になる、あるいは、このチームを負かす、のどちらかしかありません。
もう一度書きます。ワールドカップにおける、代表選手に国籍の有無は必要ありません。つまり一定の条件をクリアすれば、選出は実力次第ということです。
わかり易く書きましょう。オールブラックスを一軍とするならば、二軍選手は、代表になれそうな国に行き、そこで代表になるわけです。そして、そこでも選抜に漏れた選手が、さらにレベルの低い国へと流れる仕組みです。つまり、日本代表になれる助っ人外人は、トップレベルと比較したら、せいぜい三軍かそれ以下、元NZ代表とか、一線から退いた選手。それでも日本人よりはハイレベルなので選出される・・・という構図。これを良しとするかどうかは、まったく賛否が分かれるところです。


これらの選手の活躍もあり、日本はIRB9位になったわけですが、ほとんど意味がありません。バカマスコミが大騒ぎしているだけで、冷静なファンはシビアな目で見ています。
日本代表のエディ監督は「少なくとも2勝はする」とコミットしていますが、予選の対戦相手にもよりますが、私は個人的には不可能だと思います。そんなに甘いものではないと感じます。
なぜならば、日本のラグビー選手に対するステータスは世界のそれと比較して、あまりにも悲惨な状況にあります。プロとアマ、大人と子供、一軍と三軍・・・ハンデが大きすぎます。参加することに意義がある・・・では寂しすぎ、大差をつけられて敗退する日本代表の姿を目の前で見せられたら、ラグビーの不人気はさらに深い沼の中に沈むのです。そして最悪なのは日本協会が、それに対して、あるいは2019年問題に対して、ウワベだけの対策で根本的な対策をまったく行っていない、というか、わざと目を瞑り、見ないふりを決め込んでいるということです。
ファンの熱い思いと、協会の怠慢の溝の落差格差は、聞くほどに計り知れません。
私個人としては世界のプレーが目前で見れる喜びは大きいです。されど上記のことを考えると、とてもとても憂鬱になるのです。