少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2514 百恵とエアコン、耳鳴りと天ぷら

薄暗いアパート。窓はあるにはある。だが、隣家の壁に遮光され、木漏れ陽すら届かない。歪んだ木製の窓枠から、微かに空気が沁み込んでくる。
六畳一間。家具らしきものは見当たらない。ガラス戸の向こうには二畳あるかないかの粗末なキッチンと、みかん箱を二つ並べられる程度のコンクリむき出しの玄関。トイレもシャワーもない。
30代と思しき男女が、静かに、声を押し殺すように、しかし、激しく絡み合う。綿の布団に、二人の汗が結合し、一滴残らず吸収する。下になった女のボブヘアをかき分け、男が強引に接吻を迫る。女は応じる。だが、女の目は天井の一点を見つめている。まだ、心は決まっていないのか、何かに迷っているのか・・・。


彼女には、二人の男の子がいる。旦那は有名な俳優である。いや、旦那以上に有名なのが彼女自身なのだ。国民的アイドルの乳房を揉む。この指で、乳首を転がす。彼女の乳首も勃起している。薄暗い部屋でも、彼女の乳首が、意外と濃い色だとわかる。
「舐めていい?」男は遠慮がちに尋ねる。女は無言で頷く。
男は女の乳房をむさぼる。まるで濃い海からシャワーも浴びずに出てきたように、女の乳房は塩辛い。海塩と汗と思い出が、女の体内から湧き出てくるのか、舐めても舐めても、女の乳房は塩の味がする。
男が言う。「このままどっか逃げちゃおうか・・・」
女は哀しそうに眼を閉じる。頷くことはない。否定もしない。
男は嘘をつく。「この乳房で何度オ○○ーしたことか・・・」
男はこの女をおかずに自慰した過去はない。
女は表情を変えない。しかし、微かに微笑んだように、男には見えた。男は、女の乳房をむんずと掴み、激しく舌を乳首に絡めた。女の口から、官能のため息が思わず漏れた・・・。


☆ ☆ ☆


男の部屋に19年ぶりに、エアコンがついた。正確には19年前の新築時に5台の新しいエアコンをつけた。常時使っていたとしても、エアコン(電化製品)寿命が10年として、二度目の買い替え時期でもあるが、5台のうち4台は、ほぼ使用していません。悪徳独禁法違反東京電力の電気代が、あまりにも高額のため、電気代支払困窮家庭に指定された我が家は、ウウォッシュレットの電源さえ常入は制限され、冬場は冷水で肛門を洗浄しなければなりません。これはかなり堪えます。
したがって、5台のエアコンのうち4台は新品のまま、ほぼ未使用で、ただの壁飾りになっていたのです。
1号ちゃんが小二くらいまで、四畳半一間に布団を二枚並べ、左から、安藤総理、1号ちゃん、ショッカー様、2号ちゃん・・・の順で川の字ならぬ川の字プラスで寝ていました。が、1・男のイビキがうるさい。2・男の体臭がきつい。3・男が朝になっても起きない。4・男は2号ちゃんが夜泣きしても起きない。5・男は何の役にも立たない・・・という理由から、四畳半を追い出されました。
その日以来、男は11年間、エアコンなしの生活を強いられてきたのです。ギリ、耐えられる地獄でした。
しかし、昨年夏は家に居ながらにして熱中症で救急車にて搬送を経験し、そのまま入院。命の危機を感じましたが、まだイケるだろう・・・と最も危険な素人判断。で、今年、板橋区で仲良し三姉妹が同じ家で、三人とも熱中症で死亡が発見され、男もいよいよ覚悟を決めました、「エアコンを買おう」。


男の予算は、力を振り絞って上限6万円。これ以上、ビタ一文もまかりまへん。
家電量販店の知人に調べてもらうと、コロナで62500円、ポイントなし・・・とのこと。
同じころ、知人のKさんから電話。話の中で、Kさんがエアコンを持っていることを知る。
「おいおいそれはないだろう・・・」と男。実は男、Kさんに金を貸している。
Kさんは言う。「実は室内で犬を飼っていて、もう暑さで死にそうで、そうしたら犬仲間の女性がエアコンを買ってくれたんです・・・」と。
で、Kさんの知人が58500円で日立のしろくまくんをつけてくれるというので即決。昨8/11、ついに私の部屋にしろくまくんがやってきたのです。クーラーは扇風機と違って、冷たい空気が出てくるので快適です。扇風機だとシャワーから出てきても、また大量に汗をかくので、またシャワーを浴びるという繰り返しですが、冷房の効いた部屋だと、汗が引くので、シャワーを二度浴びする必要が無くなりました。しかも、夜はぐっすり眠れるのです。
我が家は網戸もないので、夜中に蚊に襲撃されたり、一昨日は、深夜、マジに蝉が飛び込んできて、男の顔に直撃して、大人げなく、思わず大声をあげてしましいました。エアコンのおかげで、これから窓を閉めて眠ることができます。


☆ ☆ ☆


男は、女の全身から漏れ出す、塩水のような味の体液を、一滴たりとも布団に湿らすまいと、その舌を女体に這わせた。女は決して声を漏らすまいと、必死で上唇と下唇を重ね密着し、口内から外部へ、空気が出る隙間を防いだ。歓喜を堪える苦行に、女の顔は歪む。スクリーンでは演技でしか見られない女優の、紛れもない本物の官能は、しかめた表情ほど美しい。男は、その妖艶を確かめつつ、指で乳首を弄び、舌で塩を吸い、鍵をかけ忘れた、粗末な板でできた入口のドアを気にしていた。


☆ ☆ ☆


男の耳に大きな異変が起きていた。
07/23〜08/05まで、香港、マカオ、広州と炎天下の中、2週間の海外出張。帰国後の08/06から、右耳に激しい耳鳴り、そして眩暈、わずかな吐き気。飛行機に乗り気圧でやられたのかな。
耳鳴りが本当に酷い。ふらつく・・・。


8/5、帰宅したのが夜11時。荷物整理してシャワーを浴びて、熱中部屋で深夜1時就寝。
8/6、9:00AM、新橋第一ホテルで重要なミーティング。超ラッシュアワーでもみくちゃ。
11:00AM 渋谷ヒカリエで打ち合わせ 15:00PM 歯科で診察 16:00 笹塚まる神さんで打ち合わせ
18:00PM 神保町いもや〜達磨たい焼き〜さぼうる・・・五十嵐隊長と東京まりか会。
8/7 10:00AM 笹塚駅で打ち合わせ 午後、まる神さん
8/8 10:00AM 品川プリンスホテルで打ち合わせ 午後、池袋、新宿で所用。夜、京王百貨店屋上ビアガーデンでノンアルコールビール
8/9 ほとんど動けず。長崎原爆投下の日。あの有名な城山小学校がトシ・倉森さんの母校と知る。2号ちゃん15歳の誕生日。大きくなったもんだが、口効かず。プレゼント用意したが渡せず。弁当を買うためだけに外出。から揚げ弁当399円。
8/10 右耳悪化。モノが床に落ちた衝撃音が響く。最早、右耳で携帯通話は不可能。テレビの、モザイク音みたいで、誰の声だか判別不能。85歳老婆の声が女子高生の声に聞こえて不気味。アタマの左半球まで、耳鳴りが侵入してきた。まったく動けず。
夜、空腹になる。駅まで行く気力なく、ローソンで結び2個、おかずに200円のからあげくんを買う。意外に旨し。オールフリー2本で流す。グリコのアイスの実は売り切れで無念。
8/11 待望のしろくまくん来る。パイプの長さが4メートルを超えたため差額を請求されるも問題なし。合計65600円だが、不要のテレビも引き取ってくれた。
しばし、クーラーの効いた天国で極楽を味わう。たまらん・・・。
知人が耳鳴り病院を紹介してくれた。行きたいが、このまま天国に居たい。動きたくない。ベッドでごろんしながら高校野球を観る。10分したら起きよう、この回が終了したら起きよう・・・と思いつつ、病院に行くにはタイムリミットの2:30PM。とにかく耳なりが酷い。我慢の限界超え。
極楽に別れを告げ、小川町の神尾記念病院へ。全国から耳の不自由な患者さんが集まる・・・とネットにあった。


☆ ☆ ☆


盆も近いというのに、待合は超満員。50席ほどある椅子もひしめき、座れない患者が私も含め20名余。噂に違わない。結局2時間50分費やして、10分の検査と5分の問診、治療はなしで、漢方薬の処方のみ。人気医院とはこんなものだが、本当に改善してくれるのなら何時間でも待つが、マスコミに煽られただけの、行列のできる普通のラーメンなら、ちょっと嫌だ。だが、対応は不味くない。日赤広尾病院のような傲慢さは微塵もない。


☆ ☆ ☆


耳のご褒美にすぐ近くの大好きな近江屋さんへ行く。
サバランとチョコバナナケーキ。バナナとほうれん草、白桃とマンゴ、メロンのフレッシュジュースを飲む。さらに、夏限定の氷あずき、自家製シロップの氷イチゴも食らう。もちろん野菜ジュースもおかわり。このあとに「いもや」さんに行くので、この日はこれくらいで勘弁しとく。サンドイッチは次回に。土産に焼きドーナツ、クッキー、マドレーヌ各一個ずつ買う。
伊勢志摩サミットに時、是非、伊勢名物の赤福餅を各国首脳のテーブルに抹茶とともに出すよう、安倍ちゃんに提言する。近江屋のケーキを食べてつくづく思うのだが、甘いものを食べると、本当に幸福な気分になる。これは科学的にも証明されているので、伊勢志摩サミットには、日本の和洋甘味を髄を集結させるべきである。オバマにも周や朴や、イスラム国やイスラエルやシリアの軍事首脳に甘いモンたべさせて会議をすればいい。幸せドーパミンを出してやろうよ。
そして、どんなに満腹でも食せる「いもや」で天ぷら定食650円にいも100円を追加、お新香100円が売り切れなのが残念。炊き立てごはんは少な目で、トーフとワカメたっぷりの味噌汁で耳鳴りを緩和。こんな美味しい食事が、この価格でできるとは、宇宙の奇跡といってもよいでしょう。途中、アルペンスキーで歩行用のストックを購入。実は平衡感覚が保てず真っ直ぐ歩けない。


☆ ☆ ☆


話が上手すぎる。
なんで、こんなチンケな部屋で、男は国民的アイドルにして大女優の山口百恵を抱いているのか。
だが、紛れもなく、あの百恵ちゃんだ。
男は桜田淳子のファンクラブには入っていたが、百恵ちゃんはタイプではなかった。しかし、世の中とは得てしてそんなもんだ。気にすることはない。百恵を抱ける男は選ばれし者のみ。彼女にもいろいろあったに違いない。しかし過去は過去、これからの二人のこと、そう、部屋の暗さのように、到底明るいとは想像できない、ほんの短い未来についてだけ考えればいい・・・。
男は百恵のショーツに手をかけ、そして膝元までずらした。


アイドルにしては、あまりお手入れが行き届いていない陰毛の処理。しかし、それも含めての山口百恵ではないか、男はさらに愛おしさを感じると同時に、胸騒ぎがした。しばらく、百恵の汗の吸い取りに夢中で、忘れかけていたが、ふたたび玄関の施錠が気になった。
「美人局」・・・男の脳裏にそんな不気味な文字が横切った。
となれば、この夢のストーリーの辻褄に決着はつくが、百恵とあろうものが、そんなヤクザなことを・・・。しかし、ここで施錠を確認するには、一連の淫行の流れに水を差す無様になる。男は決めた。山口百恵とひとつに繋がりながら、背中からひと突きの串刺しでも、我が人生に一点の悔い無しと・・・。
そして男女はひとつになった・・・。


作り話ではない。これは本当に、今朝の夢の中での話である。
男はフィニュシュに至らなかった。途中で気付いたのだ。
「お前、もしかしてニセモノ?」
女は黙ってうつむいた。
やはり美人局だったか。男は観念したが、ヤクザが雪崩込んでくる気配はなかった。
男は女に尋ねた。「いくら?」
「あの・・・5万円」
女は控えめにそう言った。おそらくはじめてなのだろう。自信なく、とりあえず言ってみた、と、そういう感じだった。アイドルにしては辛すぎる塩田ボディーの意味が、ようやく理解できた気がした。
男は言った。「3万円くらいかな」
(挿れさせてもらったし)男は心の中で、そう清算し、女は声を出さずに頷いた。
男は、再び、挿入する気にはならなかった。しかし、本当に山口百恵かと思った。
世には、自分の他に、そっくりな人間が2人いるという説があるが、それが事実だとしたら、その女は間違いなく、そのうちのひとりで百恵ちゃんの分身であると断言できる。
ちなみに安藤総理の分身はシャネルズのクワマンだと言われてます。四谷の焼肉店羅生門で、偶然出くわしたとき、本人から「あっ、俺に似てる」と言われましたが、あまり嬉しくありませんでした。


☆ ☆ ☆


エアコンを導入すると、耳鳴りが酷い男でも、百恵ちゃんを抱けるという特典がついてきます。
本日も、14:00 と 15:00から打ち合わせ、それと原稿の一部差し替え作業です。