少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2370 手すりの歪み(横浜偽装M問題2)

横浜の手抜きクイ抜きマンション関連です。


15/10/20にFBに掲載した原稿に加筆しました。


学生時代、生活費を稼ぐためにマンション建設現場でバイトしていました。主に多摩ニュータウンです。岡崎市出身で早稲田理工出身の山中さん(故人)が経営する設計会社からの依頼。バブル真っ只中で、早朝から深夜まで。日当1万円、3食交通費つき。けっこうキツかったけど辞められません。
仕事はベランダや外階段に防護用のステンレス製の板を取り付ける作業。下層部は苦労せず、取り付け可能ですが、なぜか上層に向かうほど、取り付けが困難に。10階以上になると、ネジを差し込む位置が完全にズレていて、取り付けは不可能。せっかく苦労して上げた防護板を現場から一旦降ろし、トラックに積み直し、工場に持ち込んで、穴の位置を修正して、また付け直すを繰り返し。人手不足で自身も取りつけ作業に加わる親方(山中社長)は「また不良品かよチクショウめ」と工場に怒っていましたが、つまりはそういうことだったのですね。すでに土台に歪みが生じていたので、図面上の計算と現場の事実上の取りつけカ所に、数センチ単位で、すでにズレていたのです。ヤバいです。


バブル時代の建設ラッシュど真ん中。建設の段階で、実はこんなもんだったのです。
そろそろ、異変、劣化、傾斜が多発する時期だと思います。今さらどーすることもできません。
建物は、当たり前ですが、土台が命。3匹の子ブタの物語で教わりました。


2015/10/20 FB掲載

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