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少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2543 2016聖バレンタインもんじゃ

行動派日記 宗教 食生活 横浜紀行

2016/2/14  FB投稿記事

文中に生前の平尾誠二さんも。

 

余談2。お暇な方限定です。

昨日は人生初高尾山でビジネスセミナー。5時半の最終ロープウェイで下山後、八王子で人と待ち合わせるもドタキャン。その後、笹塚で別の人と待ち合わせ深夜1時まで。急患が出たため、救急病院へ搬送、入院手続きやらで、帰宅は明け方4時半。

今朝は重症患者さんのお祈りのため、新横浜の霊波之光教会へ参拝。この日のランチは塚越の絶品コンビーフどんぶりと家を出る段階で決めてました。選択肢はコンビーフ丼単品で行くか、焼肉をつけた定食にするかの二者択一のみ。

で、いざ、腰塚に行くエレベーターに乗ろうとした刹那、「あの〜」と後ろからアニキに声をかけられた。

「実はあの〜、4階の店の者なんですけど〜、ウチでランチ、食べてもらえませんかなぁ〜」
オーラ、覇気、ともに無し。ただ切実で逼迫した瞳の奥にアニキの懇願する姿が見えた。

「と、言われてもワシ、今日は朝から塚越のコンビーフと決めてたのよね〜」
「そうでしたか〜・・・。でも、腰塚さんは、明日も明後日も、来週も再来週もやってますけど・・・、だけど、ウチは・・・」
「え〜潰れちゃうの?」
「・・・というわけではないんですが、お客さん次第で、ランチの営業はもう・・・」
「どういうことよ?」
「実は今日、まだお客さんがひとりも・・・」
「マジか? 日曜日の昼下がり。路上にはJRAに馬券買いに行くオサーンが溢れてるぞ」
「ああ、あの方たちは、そこの立ち食い(そば)か、コンビニのにぎりめしなんですウ」
「う〜ん、確かになあ〜」
「ですから、ぜひ、ウチに来て欲しいんです」
「で、オレに何をしろ、と」
「いや、ですから、ウチでランチを食べてください」
「ん、このオレにか?」
「そう、そうなんです」
「となると、俺の中の腰塚というか、コンビーフどんのモチベーションは、どう処理したらいい? 」
「いや、ウチも、こんなにたくさん、メニュー用意してますから」
先ほどから、彼がチラチラと差し出すメニューをのらりくらりとかわして来ましたが、ついに彼の差し出すメニューをつかまされてしまった。
ヤバ!ここで、勝負あったか?

彼は、あれもいい、これも美味いと説明するが、私の脳味噌の9割はまだコンビーフどんに占領されている。

ああ、平尾誠二なら、華麗なインサイドステップから、軽やかにアウトサイドに切り替えると見せかけ、さらにその逆をついて、ホホイのホイで、抜けていくんだろうな〜? これをFW一、二列が真似すると、あわよくば成功したところで、先輩から「お前、何さまのつもりだ」とか言われ、試合後、シメられた挙句、次の試合は干されるのがオチ。観客から失笑を買う。

もともと泣き落としには弱いタイプ。こんなネクラにーちゃんの藁をも掴む姿。もし、ここで私が勇気を振り絞り、初心を貫き、腰塚へ向かったなら、このにーちゃんは、北朝鮮まではいかなくとも、店長から拷問を受けた上に失職。まだ若く、養う家族はいないまでも、ニートになった場合、年金暮しの年老いた母親に暴力を振るい、挙句は殺害もある昨今。
いろんな感情が脳裏でコンビーフどんとバトルを繰り広げる。脳内コンビーフは80%に低下。

窮鼠猫を噛む。私の中に降りてきた天使が囁く。「こいつにも、どこかでどこかでエンジェルが見ていることを教えてやれ」
よしわかった。おいらも神様にお願いしてきたばかり、こいつにも神様の存在を教えてやろう!

で、4階に行った。本当に誰も居ない。アニキは正直者だ。少なくとも拷問は回避された。当たり前だが、ウエイトレスは女子だった。
「この、もんじゃ、お好み、たこ焼き、焼きそば、スパゲッチー、食べ放題、ドリンク飲み放題1680円を所望したいけど、オサーンがひとりでもんじゃは、やっぱマズいかね?変態に見えるかね?」
「いえ、大丈夫です。昨日もオバサンがひとりもんじゃしてましたから」
「マジか!」オバサンのひとりもんじゃと、オサーンのひとりもんじゃでは、どちらがより美しくないのだろうか? よりによって、本日はなんと聖バレンタインデー。あの女子の瞳に、バレンタインオサーンひとりもんじゃはどう映るのだろうか?脳内コンビーフは再び85%に乱高下する。

もともとプライドが高い人間。56歳を迎え、新横浜で昼間から、ひとりもんじゃというイメージは、まったく我が人生の想定外。そういえば私、40歳を過ぎるまで、ひとりで喫茶店に入ることすらできなかった引っ込み思案。ドトールのような紙コップカフェができてから、ようやくひとり喫茶店を覚えたが、未だに居心地悪く20分が限界。町中コンビニでのトイレ解禁になるまでは、雲子目的以外で、ひとり喫茶店はあり得なかった。

というわけで、延々90分。お店貸し切りのひとりもんじゃ。店員5人、客ワシひとり。他に誰も来ん!
一日一善。1680円の出費で、プライドと引き替えにひとりのアニキを救う。いいじゃないですか!

脳内コンビーフ、腹部膨満感につき、0%に低下。今、目の前に出されてもムリ。めでたしめでたし!