少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2449 警察病院記2

4/12-17 FB投稿

 4/9〜10  日曜日から月曜日にかけてのこと

徒然、
午後より、悪寒、震え、吐き気、倦怠感、いよいよ肺塞栓症の症状。

家人を呼ぶもままならず、第一起きれない。水が欲しい。
やっとの思いで立ち、トイレで座るとまた立てない。

万一に備え、ドアを開けたまま横になる。死後硬直は仕方ないとして死後腐敗だけは避けないと。

家を売却するときにイワクがつく。
折からNYのドクターからメール。治療してくれたDrではなく、たまたま京大からコロンビア大に研修に来ていた田中先生。名医を紹介してくれるとの現地での約束を早速果たしてくれた。

ついてる 感謝してます。
本来、紹介状無し、電話予約など受け付けてくれない名医なれどNYのDrの名前を出したら、とりあえず来てくださいとのこと。
もう、ほとんど痛みで歩けぬ足だけ持ち、着の身着のままで中野通りへ。

3台の空車に乗車拒否され、東京のタクシーの冷たさを知る。

路肩にへたり込み杖を上げると、ようやく4台目が停まる。運転手さん、あんたは親切な人だというと、なんでも、タクシーは10:30までに帰社しないと始末書を書かせれた挙句、これが月に2枚重なると2日間の乗車禁止のペナルティーを食らうという。労働基準法、狂ってないか!

当方貧乏故、中野までのタクシー代乏しく、バスを乗り継ぎ、目的地、警察病院へ行く。

病院なのに、警察を見るとつい隠れてしまうという習性は私だけではなかろう。
すぐに診察のわけではなかろうが、座っているのも限界。受け付けにソファで横になってもいいか、とたずねると、診察台に通してくれた、かたじけない。
名医が来る。ろくに観たかどうか意識朦朧でようわからん。

「これは入院ですね」え!僕のことですか?「他に誰が?」そらそうですね。
では安藤さん、入院のお部屋ですが一泊25000円になりますがよろしいでしょうか?
天使が悪魔をささやく。は?よろしくないというかムリです。
では21000円のお部屋でよろしいでしょうか?は?無理です。
あの、団体部屋で構いません、差額ベッド代のかからない部屋を希望します。
そうでしたか! そうですよ、普通。
安藤さん、済みませんが調べたところ大部屋は満室になっておりまして、あとは18000円の個室と16000円のお部屋になりますが、どちらがよろしいでしょうか?
天使の愚問に朦朧の中、答えなければならない時間の浪費をお判りいただけようか。
気持ちはありがたい。しかし、先立つものがない。警察を相手に無銭飲食を決め込むほどの大物でもない。もし差額ベッドの部屋がなくば、このままおめおめと帰ります、と三河武士としての外聞も捨て、帰り仕度。
あの〜違う病棟でしたら、ひとつ空きがあるそうです。
何度も無料かどうか確認しての入院契約書にサイン。

ついてる、感謝してます。