少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2501 生死の一期一会

5/5-17  FB投稿

おはようございます。
みなさんはどうされているでしょうか?一期一会。

きっかけは2004年6月に長崎県佐世保市で起きた、小6少女同級生殺人事件でした。
殺害された少女のお父さんは、確か毎日新聞の記者。事件、当日の朝、台所に立つお父さんがランドセルを背負い、元気に家を出て行く娘のようすを、事件後「あれが動く娘の姿を見た最後でした」と語り、その言葉のすべて「動く娘の姿」「最後」「ランドセル」が強烈なメッセージとなり、私にこびりつきました。

そう、次の瞬間の出来事は誰にも予測ができないのです。
sudden death(突然死)ゴルフ用語ではありません。
生きてる限り、自分もしくは家族、友人知人、いえ、人類全員に持たされた宿命。今、目に映るあなたの姿、あなたの目に映る私の姿が今生の最期の姿・・・かも。これすなわち一期一会。

私は家庭不和。だから無言で家人が家を出る玄関の音がすると、後を追い、その後ろ姿が見えなくなるまで、目で追い、無事に帰ることができるようにと祈ります。後悔の無きように。
友人知人との別れ際、電車やバスが見えなくなるまで見届けます。また会えますように、と願いつつ。

みなさんはどうしていますか?

新聞の片隅、社会面の小さなベタ記事に、毎日毎日、どこかで起こるsudden deathが。
朝、元気で家を出た人が、ほんの些細な偶然(あるいは必然)によりもの言えぬ身で帰宅。取り返しのつかぬ現実。
夜、再び家族と集うことができるのは、当たり前でも偶然でもなく、それぞれの有り難い努力の連続なのです。
意識して努力しないと。

以下、産経新聞記事転載

「バランス崩し校舎から転落か、教諭が死亡 神戸
産経新聞 5/1(月) 22:53配信」

 1日午後3時20分ごろ、神戸市兵庫区松原通の市立須佐野中学校で、教諭のMTさん(54)が校舎4階の窓から約12メートル下のグラウンドに転落した。Mさんは病院に運ばれたが、全身を強く打つなどしてまもなく死亡。窓の清掃中に転落するのを複数の生徒が目撃しており、兵庫県警兵庫署はMさんが誤って転落した可能性があるとみて詳しい状況を調べている。

 同署によると、Mさんは特別支援学級の担任で美術部の顧問。当時は部活動を終え、約40人の生徒と美術室を掃除していた。床から約1メートルの高さにある窓の手すりから身を乗り出し、窓の外側をふこうとした際、バランスを崩したという目撃証言があるという。

以上

ご家族、ご本人、生徒さん、関係者、友人知人の無念。
他人の私が書くのは、他人であっても他人事ではないから。
日々、知らない誰かが、生命を賭して遺してくれるメッセージを大切に受け止めなければと思うのです。