少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2506 生きる

 

5/7-17    FB投稿

おはようございます。
人命救助の最中に巻き込まれ、自身が死亡。
行楽中に滑落死、雪崩死、溺死。病死、交通事故死、自殺。
宇宙の法則により、人口に対し何%が死すという学術報告が成されるが、それを鵜呑みにはしたくない。

私の職業は「生きる」こと。だから昨日までは1日も立ち止まらない仕事人間。だけど今日はわからない。今日も仕事が全うできますように朝陽と宇宙に祈ります。

万人の 痛み癒せよ 大車輪 平成芭蕉

車椅子の患者が行方不明だと、看護師が青ざめる。
窓から階下を見下ろし、遺体を探す。
「車椅子ですから、そう遠くへは行けないはず」と茄子。
それは看護師の思い込み。
車輪のついた椅子なら何処でも行ける。
「彼なら下のローソンでコーシーよ」
患者のことなら俺に聞け!

この痛み いつになったら 消えるのさ 平成芭蕉

「そろそろ帰ってもらえませんか?役立たずに喰わせるメシはないのです」
「薄々感じてはおりました。長期になると何処も同じです、病院は」
本日で29日目、確かに見知らぬ人の部屋に長居している。
「いえね、兄さんが嫌いと言うわけじゃないんですよ、私もね、上からいろいろ言われましてね」
「皆まで言わなくともわかります。心苦しいです。元々は赤の他人ですし、痛いだけで遺体にはならないし」
「で、いつ頃帰っていただけますか?」
「もちろんASAPで」
「as soon as possible 可及的速やか?」
「yes Aしたか、Soの先のAしたか、Paんパパン」
トライアルで一階ローソンまで杖で降りたが、アカン、痛い。
「退院してあとは通院にしましょうか?」
「ノー天気野郎、通院できるくらいなら退院しとるわい」

以上はある患者とある医者のココロの会話。
「ココロに愛がなければ どんなに美しい言葉も相手の胸に響かない」聖パウロの言葉より。