少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2949 地下鉄の忘れモノ

10/13-17

「ニイちゃん、それ、忘れもんしとるよ」
昨日の地下鉄銀座線渋谷行き、青山一丁目で下車の際。

ニイちゃんは、綺麗に散髪した清潔髪、ネクタイ、高価そうなバッグ、そして流行りのイヤホンのイマ系。
青山一丁目で下車の際、忘れもんに気づいた私は親切なオッサンなので、ニイちゃんの肩をポポンと叩き、忘れもんを教えてあげる。

ニイは「あ、すみません」と言い、忘れもんを拾う。

そこで言わなきゃいいのに、私は「ダメだぞ」と言う。だからトラブルになることもある。

ニイちゃんの忘れもんは、やはり高価そうな缶ジュース。

コンビニでは市販されていない有名トレーニングジム系の商品。ただし中身はもうない。

地下鉄の中で華麗に飲み干したニイちゃんが、それをそっと、自然な流れで床に置いた。

基本的には注意する。

ただし同じタイミングで降りる場合限定。私が先に降りる場合は、そいつが缶を置き去りにするかどうか証拠がなく、ただのインネン親父になるからね。

かつてはシルバーシート踏ん反り野郎にはことごとく説教した。私の言い方にも問題がある。

「おい、こらニイちゃん」ではじまるからだ。だからトラブルになる場合もある。
私の間違いは、自分が家族連れの時でも見境なくやること。
「パパもうやめて」小1のムスメにそう言われてから、家族連れの時は自重した。
あと、大学生や社会人にも言うのやめた。

これは卑怯な理由からだ。単に自身の体力的な衰えが原因。逆ギレされて格闘になった場合のリスクを計算する姑息なエセ道徳者でもある。

今朝の羽鳥慎一モニグショー、東名高速、夫妻殺人事件の鬼畜運転手の件、マナー違反野郎に注意するか否か。
「僕は卑怯だけど注意しないと決めている。理由はトラブルになった場合、自分は殴ると思うし、こっちはタレントだから、絶対に自分が悪くなる」とは長嶋一茂。大正解だと思う。

本当は誰しも一茂と同じ意見だと思う。
ただ少なくとも、ゴミのポイ捨てに関して言えば、駅や公園にゴミ箱がないという社会にも問題があると思う。
自販機で缶飲料を売っておきながら、その大半の自販機にはゴミ捨てがついていない。

テロ対策が大義名分だが、ゴミ箱を完全撤退させたからといってテロが防げる時代ではないだろう。

駅にゴミ箱さえあれば、ニイちゃんも俺に注意されることなく、不快な午後を過ごさずにすむ(といっても、飲みカスを地下鉄の床に起き去るという行為だけで、こいつの素性がだいたいわかるけどね)。どんなにチレーなおべべと高級腕時計でもね。

過日、ビジネスツアーの大阪。島根から大阪までのバス移動。

バスの中での飲食のカスをビニルに入れて持つ。
「安藤さん、どうしてずっとゴミを持ち歩くの?」
中国人パートナーに指摘される。
「いや、捨て場所がないんよ。日本はゴミ箱がないんよ」
「ふ〜ん、じゃあ何でこんなに綺麗なの?ゴミが落ちてない」
「それはチミ、みんなが捨てないからよ」

結局、私もホテルに辿り着くまでの半日間、ビニル袋をぶら下げる。