少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

3181 八海冤罪事件/真昼の暗黒

11/13/18


「幸福」と「不幸」の境界線について考えています。
昨日ゲトした「八海事件獄中日記」(阿藤周平)を読んでいます。この事件が所有していたビデオ「真昼の暗黒」のモデルだと知りました。モノクロで凄まじい作品でした。

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山口県での殺人事件における冤罪で18年間の投獄。再審を繰り返し二度の死刑宣告からようやくの無罪。警察による拷問での自白強要は、最近の免田事件と同様です。

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私個人の価値観は、接する人と軋轢が生じないように生きること、されど小さな事でも理不尽には目をつぶらないことです。これを実践するために、宇宙と地面から物事を捉えるように心がけています。ですから読書は、たったの100円で、他者の未知の人生を自分の血肉に変えてくれるようなものなのです。つまり排便なき私の食事です。

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本題に移ると、ヒトは産まれる前から自身の人生や母親を選んで誕生したのだということが映画「神様の贈りもの」でエビデンスとともに紹介されています。FBFの小野さんの推薦で観ました。
だとするならば、この冤罪被害者の阿藤さんも、免田さんも、その他数多の冤罪被害者(痴漢冤罪も含めて)は、生前から、そんな人生を選んできたというのでしょうか?また、拷問を強要した警察、検察、裁判官の人生もしかり。無実の市井を犯罪者に仕立て、生命と時間とその人や家族の人生を強奪した犯罪者になるわけですからね。

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一生懸命働いても報われない人もいれば、ホイチョイで楽してスイスイ稼ぐヤツもいる。宇宙から見れば紙一重の差もなく、されど地面から考察すれば生死ほど差のある場合もあります。「運」の一言で片付ければカンタンなので僕はそうしています。ただし、どちらが幸運でどちらが不運なのかはそれぞれです。

巨万の富を築き、なんどもどん底から這い上がったS・ジョブスだって最後は「健康」を渇望したわけで、幸福とはすなわち健康だと私は思います。訳あって私は入退院を繰り返し、半地下で生活をして、失業して、ご家族さまから無視されること7年目を迎えます。最後に可愛い奥様のオムスビをいただいたのは2号ちゃんが小5の運動会の時です。「パパにも食べさせてあげて」という慈愛でいただきましたが、それが最後でした。

それでも、特に不幸も不自由も感じていませんが、理不尽は大いに感じていますが、諸行無常を宇宙から見ております。

ネットで調べたところ、阿藤周平さんは2011年に病死されましたが、無罪後の余生を「冤罪被害撲滅」に捧げました。これが阿藤さんが産まれる前に自身で選んできた人生だったのかなと、想像しています。そう信じる事で人生の辻褄を合わせるしかありません。

日々の生活や、種の保存のためにせっせと働くアリたちが、ある日突然、人間の足で潰されるとします。アリは何が起きたのかもわからずに、土になります。

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例えば、東京五輪の総支出は1500円じゃねえよ、3兆円だよ。永遠に回収不可能というか、未来永劫に続く負の財産に喜び勇んで、五輪バッチをつけて闊歩する人を汽車や街で見かけると悪魔の手先に思えてきます。五輪批判ではなく利権批判です。ごくごく一部の人が、派遣やヘルパーさんの薄給から巻き上げた資金を原資として潤うことを、知った上で、日本の現状を見ていただきたい。

こんなふざけ過ぎた世の中でも、捨てられた犬や猫たちを自費で助ける複数のFBFさんたちには、本当に頭が下がる思いです。ふざけた世の中と書きましたが、以前に比べてればマシかもしれません。

大したオチもなくてすみません。ありがとうございました。

本日もついてる、感謝してます。