少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

3495 同室患者模様

2/15/19

この怪しいツートンカラーの空模様、何かの啓示でしょうか?
One man's fault is another's lesson.
人の振り見て我が振り直せ、ですね〜。

私がいるフロアは脳外科病棟です。でも同室には脳外科の患者さんはおりません。一番の重症患者さんは70代の白血病患者さんです。抗がん剤治療を受けていますが食欲がなく、病院食が不味くて食えないと、体重測定で日に日に痩せ細っていきます。自宅に帰りたいと訴えていますが、万が一、転んで出血したら止まりません。毎日、医師と血小板の数の話で輸血も受けているみたいです。家族も電話のみで訪ねてくる者もおらずロンリー人間です。

お隣さんはなんか出血を伴う内臓系の手術患者さんで、ナースがしょっちゅう新しいガーゼを小走りで持ってきます。出血が止まらないみたいです。それより、もう10年前に食道全摘、胃も5分の1しか残っておらず、食事は少量を6度に分けて、それでも完食できない骨皮筋衛門。

新入りのボーイは蓄膿症の手術。彼女付き添いで裏山です。
なんか彼女が来ると、艶やかなパフュームの香りが部屋中に漂い、ギロッポンでクラブ活動に明け暮れた若き愚かな日々を彷彿させてくれます。今日、彼女の姿をはじめて拝みました。Kissの人たちが履く上げ底ロンドンブーツに高そうなコートにシャネラーバック。典型的な高額キャバ嬢と歌舞伎町ホストカップルかと思いきや、さにあらず、実はボーイのおっかさん、あらまあ。
何歳で産んだボーイだかしらんけど、足さえ動けば尾行の対象だw。

なわけで、私が一番の軽傷患者、雲黒斎皆無の防臭マスク要らずは鼻に優しい。
ただひとつ、私のベットの脇に共有の洗面台があり、手鼻するオヤジがいます。洗面台脇にはペーパータオルがあり、正々堂々と鼻水かめばいいものを、今ドキ手鼻。チリ紙すら高級品だった時代の名残りとはいえ、あまりにも至近距離ゆえ、誤射で私の領空を侵犯してこないかとドキドキ。

さすがに「カ〜ペッ」のタン親父はいませんが、幼き頃に身につけた、現代では通用しない習慣はないかと自身を振り返ると、握りっ屁はどうなのかなぁとつい考え込んでしまいます。

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