少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

4215 哀しきフランクフルター

5/25/18

FBFのみなさま、おはようございます。
本日で入院47日目。のんびりとくつろがせていただきました。
毎朝のこの風景に浸れるのも残すところきょうを含めてあと二日。

西野カナ16 最終章パート3 泣かせる話

日大アメフト問題、いよいよアメフトのフィールドを飛び出て、いよいよラグビー協会にまで苦情の電話が殺到。

これが来年W杯を開催する国のラグビー認知度に関する醜態と言わずになんと言おう。

さすがにサッカーとアメフトを間違える人はいないけど、まあ野球とソフトボールくらいの違いはあるやも知れぬ。

これもひとえにラグビー協会の怠慢たる故と断罪する。
ただし、協会がサボっていたわけではない。いろいろあったのだ。今まさにそれを調べて書いています。これはまだ世に出せませんけど。

あのタックルと同列には語れませんけど、「東京を歩けば取材に当たる」は世の常。

どこから来てもいいように、ある程度の理論武装は必要で過日「橋下ー羽鳥の何とか」という番組の街頭インタビューを受けた。

テーマは「舛添都知事に一言」であった。

「一言じゃ収まりがつかない。2時間話していいならOK」と言ったらスタッフは逃げて行った。大きな獲物を逃してしまった。

中国での臓器移植についてはNHKをはじめ、複数局のインタビューを受けた。
「犯罪者ではないので、実名顔出し音声そのままという条件ならば」と引き受けるも、結局は局の意向で、闇のイメージにしたかったのだろう、ボカシ、音声変更の編集となった。まあいい、局の都合もある。大きい範囲で同業者、事情もわかる。

辻斬りカラオケなら、「何時、何処でも誰の挑戦でも受ける」というアントニオ猪木闘魂精神は我が血中に脈々と流れる野武士無頼漢精神の赤い水。

さあこい、いつでも来い、西野でも宇多田でも、鬼塚でも、安室でも、小比類巻でもカモンベイビー、プロのオケラ〜魂なら見せてやる、の意気込み。

足が千切れようが最後まで歌い切り、フランクフルターの戦利品を手土産に雨中の足を引きずる傷だらけの戦士。

本来ならここで・・・

「おかえりなさい、あらやだずぶ濡れじゃない。足はどう?ダイジョウブ?痛くないの?え、なにこれ、え、もしかして、ユーハイムの。やだ〜。母の日だって、そんなことよりちゃんと帰ってきてくれるだけで、感謝なのよ。早くお風呂に入ってあったまって。お夕食はそのあとでいいでしょ。サバを焼いておくわ」

世にも気持ち悪いホームドラマのワンシーン。これを森三中の誰かに言われるか、あるいはこれから起こる悲劇を吉瀬美智子に言われるか?個人の価値観に委ねます。

「今日中にこの紙に免許証のコピー貼って置いといて」
文字数にして28。主語、丁寧語、感謝、労いの一切を省略した世界で一番短い要件伝授。とにかく座りたい、横になりたい激痛。もし、目の前に100歳のおばあさんが吊革にぶら下がっていたとしても、寝たふりタヌキを決め込むレベル。

しかし、敵も痛いとこを突いてきた。
これが、可愛いい2号ちゃんが学校に提出する用紙らしい。西野カラオケですでに片足は失ったも同然、されどまだ、もう一方の足がある。ここで横になったら、間違いなく朝まで意識不明の重体。腰を下ろさず、再び雨中を露村に戻るしかない試練、乗り越えるとするか。

それは後半30分を超え、死線を彷徨う、ノーサイドまで残り10分の脳味噌酸欠夢遊状態のFWハイというやつ。

痛みすら霞れ、自分が今、どういう状態で何をしているのか、後からも思い出せない脳震盪(コンカッション)な状態。心臓は地獄、脳は天国みたいなね。

露村で免許証のコピー10円。普段なら、笑顔で待てるボランティアばばあの啓蒙活動ポスターコピー数種類数十枚約10分も1時間に感じる地獄のネクストバッターズサークル。倒れてみようか?クッソ〜ハヨセイヤ〜ババア!

昨年の今頃は、それこそ両足やられたから歩けず、タクシー。

でも、今は片足がある。露村ではムスビひとつ買うのも面倒でなにも買わず出る。雨中、歩く。痛い。歩く。

真鍮の取っ手を開ける。
紙袋のフランクフルターの上に、そっとコピーを乗せ、あの者たちがいるはずであろう3階まで階段を登る。

リビングを真ん中で仕切ったカーテンの向こうには明らかにヒトの気配がする。

「これ、ユーハイム買ってきた。コピー上に乗せてあるから。みんなで食べてね」
カーテンの向こうからはテレビの音声だけが聞こえてくる。
当たり前だが、返事などありはしない。
それがこの地の日常。知らない人とはなるべく関わりを持たないのが生活の知恵。

男は濡れた髪をタオルで拭く。ただでさえ消耗の激しいデリケートゾーン。よ〜く拭く。

着るものは乾いたスエットに着替える、パンツもだ。
夕刻8時前。室内の電気を消し忘れた男は、それでも深い眠りに就く。
「会いたくて 会いたくて 震えた〜」若い女の声が男の脳裏で何度も何度もリフレインしていた。男は確かに震えていた。

春ときめく5月だというのに、男は深夜に目覚め、電気毛布をオンにした。ようやく男の震えは止むときを迎えた。

本日もついてます、感謝(患者)してます。

この項、おひまい。
長い間、お付き合い下さいましてありがとうございました。
明日から普通のおじさんに戻ります。

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