少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

4750 巨大オムライス

8/9/17

オムライス考(暇な方限定です)

一年ほど前まで、下北沢に「オムライス」というお店がありました。なんのお店か? オムライスのお店ではありません。

実はレトロなオモチャ屋さん、我々レトロトイコレクターの聖地。ブリキからキャラクター、ヒーロー、企業ノヴェルティまで垂涎商品がぎっしりのオモチャ箱。そのほとんどが高額で手に入りませんが、見るだけで癒される魔法の空間でした。

時代の流れ、オモチャの聖地下北沢は「オムライス」「懐かし屋」「ヒーローズ」の3大老舗が消え、後に続いた我がビリケン・レトロコレクション、2丁目3番地、フォビドンゾーン、木曜館が消え、これで全滅。

さて、本題のオムライス考。
下北沢「オムライス」のオーナー、スマさんは、青森か岩手の東北出身団塊世代。あれだけの商品、定価なら、軽く億。
で、店名の由来は「子供のころから、オムライスが憧れで、大人になったら、チキンライスじゃなくて、オムライスを食べたいと、ずっと思っていたんです」この世界ではカリスマなのに、とても謙虚な優しい人です。

私は、個人的にケチャップとソースにまったく思い入れがなく、ケチャップもソースも今後、この世の中から消えても、まったく困らない人間で、故に、イタリアンも入りません。故に、子供のころにチキンライス、オムライスを食した記憶がまったくありません。

もうひとり。警視庁本庁に勤める刑事。飲みに行くと必ず「オムライス」という歌をカラオケります。理由はスマさんとまったく同じ。
「オヤジの給料日の時だけオムライスが食べれる。普段は家でかーちゃんの作ったチキンライス。デパートの食堂で食べるオムライスが、僕の一番の贅沢でした」

彼の話を聞く10年前まで、私はチキンライスとオムライスが同一人物で、ただ卵のコートを纏ったかどうかだけの違いであることさえ知りませんでした。つまり興味がなかった。

先月、AKBオタの人々と荒川区で巨大オムライスをいただきましたが、自分の意思でオムライスを注文したのは、たぶん、長い人生で、今夜で3度目くらいです。
でもどうでしょう、結局、ケチャップとライスの味しかせず、やはり興味が持てませんでした。

写真は新安城・味升さんのオムライス700円。トッピングの豚汁150円は、普通の味噌汁に豚のバラが少し入ってるだけでした。
まあ、ご近所さんなので。

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