2020-03-30 5031 さよなら東急東横 4/2/20 古き良き昭和の汗臭い低層雑居ビル、最期の生き残り東急東横も3日前、80歳の生涯を終え、高層群の藻屑となる哀し。 運命(さだめ)とは残酷なお伽話。 屋上から吊るされたゴンドラは永遠のロマンだと信じ、プラネタリウムや遊技場に差し替えられた現実もまたマボロシとなり、ビル本体という肉体が取り壊されれば、それらは空間にすら存在せず、やたら使い勝手が悪く、理不尽な香りしか残さない高層ビルとなり、二週間後には新型がこの街を征服する。 ラブホ街から出てきたカップルも最期の晩餐だろうか?