少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

5594 永遠の砂時計

2/20/19

やがて夜白むころ、天体といっても月と太陽限定だが、あの人たちを眺めていると、猛烈な勢いで地が動いていることを実感する。されども車椅子の素浪人は動かず、6階のガラスを通して太陽を下に月を上に見る。夜勤明けの新宿カラスが山に飛ぶ。残飯をたくさん喰ったかい?ここに来れば、俺の残したライスでムスビを作ってやろうぞ、7つの子にあげなさい。

やがて夜白めば、闇夜を照らし続けた月は、皆から感謝されることなく、静かに西方の霞に消える。せめて私が言おう、夜警ご苦労様でした、弥栄。永遠の砂時計の理論でいけば時の存在しない諸行無常、いわゆる空(くう)の世界に生きる人類にとって、感情(魂)以外は60兆個の細胞の集合体。憂うことは何もない。

子供のボールが木の枝に挟まり、みんなで取ろうする作業を都会では見かけない。ビルの枝に挟まった月は自ら落ち白んで行く。その下を走る環状7号線。深夜のわずか数時間だけ、運転者の精神を緩和するけど、夜明け前から、日付けが変わる数時間後まで、渋る帯の餌食となる。

今朝はオキニのユキちゃんがきてくれた。本来の担当ではないが「チミを指名したい」と申し出たら本当にリクエストに応えてくれた微かな幸せ。広島出身、歳は知ってるけど書かない。「美味しい広島焼きの店知ってるんだ」までは言ったけど「一緒に行こうよ」を言えば犯罪者になるこの世の不条理。

主役(太陽)登場で、助演は美しく消えて行く。朝の時間は猛烈に速く、こんな優雅だけが素浪人としての特権。ちなみに、アカデミー賞(the Academy Awards)の助演男優/女優賞のことを「the Academy Award for Best Supporting Actor/Actress」と言いますけど、作品も料理も出汁という助演次第。夜明けに白む月を見た徒然。

本日もついてる 感謝してます。

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