少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

103  頑張れ堂林翔太

お堅い話が続いたのできょうはやらかい話をひとつ。野球の話です。
夏の甲子園の優勝校・中京大中京(8月25日の中京大中京参照)のエースで4番の堂林翔太くんがドラフト2位で広島に入団しました。投手ではなく内野手で、契約金7000万年報700万円です。
中日の地元、愛知県豊田市の出身ですので、何とかドラゴンズにと思った人は僕以外にもたくさんおられると思いますが、結果として一番理想的な球団に指名されたと思っています。
まず名古屋という土壌は選手を溺愛して甘やかす傾向にあります。高校時代には清原、松井以上の逸材として入団した藤王康晴君を潰した実績があります。酒席に招いて接待することが、激励と勘違いしているからです。18歳の少年には過剰な接待で地元ぐるみで、結果、つぶしました。10年早い激励の仕方だったのです。巨人の坂本と同期の堂上弟は栄光の背番号1をもらいましたが、名電高以来、僕はその姿を画面で見たことがありません。
逆に愛知出身の高卒で伸びた選手はイチローをはじめ工藤、槇原、大卒ですが稲葉らがいます。
高卒ルーキーの中で、周囲の喧噪に惑わされず自分の立場を自覚できる18歳は、恐らくPL学園出身の選手だけではないでしょうか?彼らは高校生といえども、すでにプロなみのポジション争いを経験しているので、早い時期から酒や女におぼれることはないからです。
そして広島カープは高卒ルーキーを育てることに関しては12球団頭一の定評があります。
カープは昔からドラフトで銭を出して即戦力をお手軽に調達するのではなく「ダイヤモンドの原石」を見つけては、それを長年かけて磨くという一貫した方針です。ですから高卒ルーキーの育成方針には絶対の自信を持っているのです。足、肩、感、スピード、カープのスカウトは、鍛える余地のある技術には目をつぶり、鍛える余地のない天性に重点を置き、高校性を指名します。
しかも、僕がドラゴンズに欲しかった野村謙二郎が新監督に就任しました。カープには野村氏をはじめ、大下、木下、高橋慶彦、先日お亡くなりになられた三村さん、衣笠、東出、など名プレーヤーが誕生しています。堂林なら3割30本の内野手になれるのではないかと期待します。第二の金本選手になって欲しいものです。
ところで、今回の愛知県勢は豊作でざっとみたところ、トヨタ自動車から中澤雅人投手(ヤクルト1位)、荻野貴司外野手(ロッテ1位)大谷智久投手(ロッテ2位)、JR東海からは土本恭平投手(巨人3位)、三菱自工岡崎から高堀和也投手(楽天4位)、東邦高から石川貢外野手(西部4位)愛知大から赤田龍一郎捕手(中日・育成)らが指名されました。名前は忘れましたが県立岐阜商業の投手の子はどこにも指名されなかったんですね。身体が柔らかそうで野手のセンスがあると思ったんですが・・・。
僕の母校・安城北中学の野球部の同期生がトヨタJR東海と三菱岡崎の野球部のコーチや関係者なので次回の同窓会で会う機会がありましたら、話を聞いてみようと思います。
可愛い子には旅をさせよ、ということです。