少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

358  ビリケンカフェ若林

10月12日午前。バスを乗り継ぎ渋谷経由で三宿の軍人病院へ。予備校時代の同期、M医師の診察を受ける。またバスを乗り継いで三軒茶屋へ。世田谷線(ちんちん電車)に乗り、下高井戸へ向かうも、突如、ひらめき途中下車して、知人の花田さんが経営する「ビリケンカフェ」へ。
花田さんとの出会いは10年以上も前のこと。僕の記憶が正しければ、花田さんが「ビリケンカフェ」をオープンしたいきさつはこうだ。
ある日、花田さんは映画「ビリケン」(山口智子杉本哲太主演、阪本順二監督)を観た帰り道、笹塚付近の路上でたまたまビリケンのぬいぐるみを拾う。不思議なこともあるもんだ・・・と拾ったビリケンを手にしてさらに歩いていたら、我が家のでっかい看板「ビリケン」に遭遇したというわけだ。
そこから花田さんとのお付き合いがはじまった。
花田さんの職業は声優さんで、声優養成の講師もしている。実際にカフェを切り盛りしているのは奥さんだ。開店のころは何度かおじゃましたが、最近ではすっかりご無沙汰していた。 
安城でカフェ計画中の僕としては、以前から、一度お訪ねして、いろいろとアドバイスを乞おうと思っていた。
カフェは松陰神社商店街の一角にある(世田谷区若林4−27ー2 03-3795-9303)
「もう10年経ちましたか?」
「そう、目標は10年だったけど、おかげさまでクリアできました」
「10年続けば大成功ですよね」
「いえいえ普通ですよ」と奥さん。
いやいや、このご時世、撤退する店が普通で10年継続は本当に大成功です。
「ところで花田さん、お元気ですか?」
「不況で声優も仕事が無くって・・・」
「仕事ない時はどうされてるんですか?」
「家でごろごろしていますよ、ずっと一日中」
「え〜それはいかんぜよ、花田さん」
えッ、それでも食っていける?もしかしてビリケン様の御利益?だったら僕の強運もビリケン様のお陰かな?
M医師からも家で絶対安静を告げられているけど、家でごろごろしてたら僕はマグロのように死んでしまうのよ、寂しくて。
「新安城レトロカフェ ビリケン」も10年続きますように・・・とビリケン様の足の裏をなでてみる。