少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

382  小さなことから

人にはそれぞれの価値観があるから肯定も否定もしない。書こうかどうしようか迷ったけど、引っかかるものがあったので残しておこう。
その人は「人類救済」とい崇高な意志を持っている。素晴らしいことだと素直に思う。その人の生きる目的は「人類の救済が自分に与えられたミッションだから」だとも言った。それはそれでいい。僕にできることがあれば応援したい。
「で、あなたの生きる目的は?」と質問された。それは何度か「少数派日記」にも書いた。「愛すべき人を守るためだ・・・」と。
「小さいね・・・」と言われた。
人の価値観はそれぞれだ。だから肯定も否定もしないが、正直、いささかがっかりした。
僕はつけ加えた。「人類救済に比べたら小さいかも知れないけど、今の時代、こんなにとことん頑張ったって、眼の前にいる愛する人ひとりさえも救えないかも知れない。でも、僕の生きる目的はそれなんだよ」
その人はこう言い返した。「そう言って、人類救済を目標にしていたのに、結局、離れていく人がいっぱいいた」と。
もしかしたら、お互いの言葉が足りなかったのかも知れない。願わくばそうあって欲しい。
イチローの大記録も一本のヒットから始まった。小さなヒットの積み重ねだ。数年で4000本近いヒットを打ったわけではない。コツコツコツコツの積み重ねだ。小学生でも理解できる。
「小さいことをおろそかにする人間に大事は達成できない。されど小さいことを気にし過ぎる人にも大事は達成できない」これが僕の持論だ。このことをブログを通してその人に是非伝えておきたかった。
その人が言った「小さいね・・・」の真意は僕にはわからないが、それは小さいことなのでどうでもよい。問題は現在の自分が人類救済に対して具体的に何をやっているか、だ。人の価値観はそれぞれだから、僕は肯定も否定もしない。
こんな僕でも「人類救済」のために祈ることができる。
僕は「霊波の光」という宗教の信者です。今から14年前の8月25日、僕は入信しました。癌で余命宣告された親友であり、兄貴のような存在だった山内さんのお導きでした。
「どうか僕の病気を治すため、入信して一緒にお祈りしてもらえないだろうか」
「もちろんです」僕はふたつ返事で承諾した。そのまま彼の車に乗り込み千葉県野田市にある教会の本部へ行き、入信した。いきさつはどうあれ、山内さんが亡くなられた現在でも僕は信者で、何度もこの神様に助けられている。だから僕は毎日、朝と就寝前に必ず祈りを捧げています。
「御守護神様、二代様、我ら人類救済の道へ歩ませたまえ」
これが御題目です。
そんな時、僕はいつもレノンのイマジンを思い出します。「世界中のすべての人々が平和を祈れば、世界は平和になる」。本当にその通りです。でも、人類はどうして、そんな簡単なことができないのでしょうか?難しいコンピュータは次々と開発できるくせに。
「誰かのために何かをしたいと思えるのが 愛ということを知った」(雪の華より)
逆に言えば、人類に対して「愛」がなければ、口先だけの救済になってしまう。僕は「すべての人類」を具体的に愛することはできない。だから目の中にいる愛すべき人の救済を優先する。その程度の人間です。
このブログを読んでくれているだろう、あなた。あなたの「人類愛」がどこまで本物なのか、僕は見させてもらいますよ。