少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

518 小田原紀行

12/29、国鉄三河安城駅12:11分発のこだま号にて小田原へ(料金7560円)。ちょうど昼時にて、三河安城駅にて「どできゃあ海老フリャ〜と、名古屋名物味噌カツ弁当880円」を購入し、車内で喰らう、美味。小田原駅から山一蒲鉾店のやまいちさんに電話を入れると「遊びにおいでよ」と言われたのでコインロッカー(300円)に荷物を預け小田原城外堀通りを足柄降ろしの冷たい風を受けながら、ゆるりと歩く。
久しぶりの再会、70歳のやまいちさんは相変わらずデカイ。グローブのような手で「ちょうど今正月用の出し巻き玉子を造り終わったところだよ」と珈琲を入れてくれる。城下町には、まだまだ江戸情緒の木造建築が残るが「ウチなんかも昔はそうだったけど、保健所がやたらうるさくなって、蒲鉾屋はみんなビルにしなくちゃいけなくなったんだよ。ウチだって、ずっと井戸水にこだわってやってたのに、それもダメだなんて言われてね・・・。蒲鉾なんて日本の伝統的な食べ物なのに、情緒もへったくれもなくなったよ・・・」とやまいちさん。「ところで安藤くんさ、俺、ようやくバナナみたいな糞が出て助かったよ」と最近、便秘気味で糞の出が悪く、変な病気じゃないかと悩んでいたやまいちさんだが、一件落着。いつものように、沢山の蒲鉾を土産にもらう。
(山一蒲鉾店=小田原市本町1-13-15 ℡=0465-22-3651)石原裕次郎も大好きだった山一の美味しい蒲鉾。小田原に行かれたら是非。数日後の大学箱根駅伝は国道一号線沿いの山一蒲鉾店の前(5区、6区)を通過します。
お堀の桜も今は枯れ木。「寿命は60年くらい。わしらが子どものころは桜色だったけど、年とともに、色が抜けて白くなっていく」と帰りに車で送ってくれた年配の蒲鉾職人さん。それでも春には満開になる桜たちだが、樹齢にも永遠というものはなく、木々たちもまた輪廻を繰り返すのだ。
だから僕は蕎麦を喰らう、永遠の生命を求めて、創業150年の老舗「橋本」(℡=0465-22-5541)の暖廉をくぐり、一杯のもりそば600円を所望した。美味にて満足。
その後、駅前の「ういろう」支店(℡=0465-24-0268)にてお年賀の栗羊羹(1500円)を一本購入。母親に頼まれた万能薬「ういろう」は本店のみの販売だが、本店が休業日のため購入できず。同じくお年賀用の「あづき月福」(750円)を小田原の老舗和菓子屋「夢屋・菜の花」駅ビル店(℡=0465-24-3441)にて購入。同じく駅ビルにて「おこわ米八」(℡=0422-31-8880)の「味吉祥(1000円)」を明日の朝食用に購入。元海軍の五十嵐隊長が、僕の入院中に差し入れてくれた江戸漫画「渇いて候ふ」に「こわめし=おこわ」の記述があり、こわめしが食べたくてたまらなかった。「味吉祥」には色どり豪華な料理に5種類ものこわめしが入っている。これが1000円はお得だ。最後に駅の売店サッポロビール箱根駅伝の限定記念缶240円をコレクションとして1本購入。
17:04分発の小田急ロマンスカー(1720円)にて新宿へ。富士山のシルエットを見ながら、うたた寝に入る。
自宅に戻るとあら珍しい、見知らぬ人からファックスが届いている。年末調整の資料だ。良く見ると電話番号が我が家のそれと一番違い。慌ただしい今日この頃、サザエさんの続出シーズンでもある。