566 どうなる「G」?
1月25日に上海の日本レストラン「G」に来て以来、38日の夜と38回目の朝を迎えた。
2月、ブログの更新がままならなかったのは「G」の再建のため忙殺され、ほとんど睡眠時間もなく、動いていたからだ。
もちろん、給料はない。細かい経費もすべてポケットマネーで捻出した。38日間だが、考えられるすべてのことは、やった。だからあとは、運命に任せるしかない、今は。
午前中は新規に始めた1個35元の弁当をぶらさげ、S店長と二人で近所のビルに売り込みに行く。最初は先方に迷惑そうな顔をされた押し売り弁当だが、今では、ファックスで注文も来るようになった。11時半までに店に戻り、ランチタイムは呼び込み、ボーイ、皿洗いをこなした。70人程度だったランチ客は100人を超す日もあった。僕の目標は120人だ。それまで、4人席に2人客を座らせ、満席で客を逃がしていた。客の誘導オペレーションを徹底させれば、120人まで伸びると確信した。午後は新規にカフェを始めた。日に一組の日もあるが、開始以来、ボウズの日はない。必ず誰かが来てくれる。何事も続けることだ。
カフェはバイト君にまかせ、その間、僕とS店長は多くの日本人、中国人、飲食や自営業で成功している人に会いまくり、話を聞かせてもらった。参考になることばかりだが、情報量が多すぎて、頭の整理が必要だ。いったい何人の人に会ったのだろう、まだいただいた名刺を整理しきれていない。
夜になると極端に客が減る。レストラン「G」の最大の課題だ。この時間、僕はほとんど市場調査のため、あちこちを回り歩いた。繁盛店、そうでない店、飲食に限らず、人が集まる場所に出向き、何か、何かないかときっかけを探しまくった。
夜10時ころには戻り、使用していなかった「G」の3階にあるBARをオープンさせた。食事に来ていた女性のお客さんに頼みこみ、無理やりバ―のママさんになってもらった。うん、これはなかなかイケる。昨夜もカップルが2組来てくれた。少しずつだが、確実に売り上げは上がっている。しかし・・・だ、黒字転換するにはぜんぜん足りない。