少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

569 どうなる「G]?4

3月3日、上海のガーデンホテル(花園ホテル=ホテルオークラ)でK会長と会って以来12日が過ぎ、その間3月11日に東北関東を襲う未曽有の大地震が起きた。この12日は僕の人生の中でも超長く感じられた重く辛い12日だったに違いない。
重く感じられたのは、レストラン「G」の進退問題。そして辛く感じられたのは地震津波の大惨事だ。地震発生から昨日までの3日間はパソコンも不通だった。まず何から書こうか・・・?
12日間も空いてしまったので、仔細なディテールを記すには、時系列が曖昧になり、ポイントがぼやけそうなので、きょう3月15日現在の状況を書くとしよう。
レストラン「G」はいよいよ9回裏の攻撃まで追いやられた。
開店以来3年間で、すでに1億6000万円を投資したK会長は「もうこれ以上1円たりとて、金を出すつもりはない」と言い切り「今回は建物(3階建て煉瓦造りのビル)の貸主と家賃の値下げ交渉のためだけに来た」と硬い態度を貫いた。
まず、僕と会長と二人だけで、ホテルの一室で3時間ほど話した。それからS店長を呼びつけ、さらに2時間。問題点やら改善点やらを話す。
それまでの一カ月間で僕なりに「問題点」をリサーチし、分析もできた。しかし、それはあくまでロジカルな机上の発想に過ぎない。ただ、これは僕なりの情報に基づく結果なので、大きく外れているとは思えない。
僕なりの問題点をかなり大雑把に書けばこんなところだ。1・立地とそれに見合った家賃かどうか?2・料理の味とそれに見合った値段かどうか?3・店の内装と利便性は合理的かどうか?4・店のコンセプトが確立されていたかどうか?5・店員のホスピタリティは充実していたかどうか?
どれひとつとっても、合格点には至っていない。
僕は遠慮せずに指摘した。従業員スタッフを含め3000人近くを抱える年商100億円以上のK会長に、ご意見できる人間は部内者にはひとりも居ない。友人であり部外者だからこそ、言いたいことが言える強みが僕にはある。
会長はプロ中のプロである。だから僕の指摘した問題点に何の反論もしなかった。矛盾点がないからである。
そこで、問題点の責任がどこにあるのかまで、さらに踏み込んで言及した。
1・3・4については日本の会社側の責任。
2・5についてはS店長とN料理長の責任と断罪した。(つづく)