たまたまテレビを点けたら「スマップスマップ」にレディー・ガガが出演していて、没頭してしまった。ブラウン管を通してなのに、あんなに魂が伝わってくるシンガーを僕は他に知らない。凄すぎると感じた。
自称カラオケ1000曲斬り、自称詩人、自称バラード専門の僕は洋楽を好まない。何故なら、詩人である故、歌詞がストレートに心に沁みて来ないからだ。しかしガガの曲は心に沁みてくる。その理由が何故だか、まだ僕自身も解明できていない。
洋楽で僕が好きな歌手はわずかしかいない。絶対的に好きだ、と言えるのはカーペンタース、エルトン・ジョン、ビリー・ジョエルの３人だけだ。何故なら、銭のない学生時代にLPを買ったことがあるからだ。世に言うビートルズもジョン・レノンもエルビス・プレスリーもマイケル・ジャクソンもマドンナあたりは好きでも嫌いでもない。単発的に好きな歌手はサイモン＆ガーファンクル、イーグルス、ホイットニー・ヒューストン、ベッド・ミドラー、ジョン・デンバー、ピンク・フロイド、エンヤ、スティービー・ワンダー、エリック・クラプトン、レイ・チャールズ・・・というのも彼らのCDの１〜２枚は持っているが３枚は持っていない。ヒットした曲しか知らないからだ。
ガガが特に親日で、東北の復興に大きく貢献したという色眼鏡も当然あるだろうが、それにしても本当に本当に凄いと思う。詩曲も凄いがそれだけでなくダンスや演出、ピアノ演奏、歌、衣装、学業、経歴、思想、すべてがすべて、これまでの価値観を超越している。桑田さんやイチローさんからも得られない快感を感じてしまう。透けた乳首もエロ過ぎでイカしていたぞ。
そりゃ少女時代やアキバ48も大好きさ。彼女たちの音楽もイカしている。（誰でもいいわけじゃないよ＝ちなみにキャンディースは好きだけどピンクレディーは全く興味ない、という感じかな）。アキバ48の「さくらの栞」なんて、ほんとにいい曲だし、小ユニットで何度も被災地に行ってミニライブしたり累計で４億円くらい寄付してるし、あの娘たちは偉いと思うよ。
ところで、今夜、お金のない僕は（ちなみに昨日の晩餐はカップヌードルとマーガリンなし食パン２枚と麦茶）、誰か晩飯に誘ってくれないかな〜と思っていたら、ドラゴン斎藤さんから「安藤君、急だけど今夜空いてるかな」とお誘いの電話。なんでも、一緒に食事をするはずだった人がドタキャンで店を予約したのでピンチイーターが欲しいとのこと。もちろん僕は二つ返事で日本橋浜町へ。「とうとう」という和食の店でゴチにあずかる。ここで出た「鯖のスモーク焼き」だが、なんとドラゴン斎藤さんは「もしかしたら鯖食うの生まれて初めてかも知れない」と鯖デビューをカミングアウト。50歳を過ぎての鯖デビューは、おそらく日本人では初。世の中には、まだまだ不思議なことがごろごろ転がっている。
ところで「チャンスは用意している者にしか訪れない」と言う格言があるが、今夜の僕がまさにそれだ。チャンスを待っていたから即決できた。今、毎日考えていることがある。
これはあくまでも、もしもの場合だが、もしも、ガガとアキバ48のまゆゆ（渡辺麻友）と少女時代のユリの３人から同時に交際を申し込まれた場合、僕は誰を選ぶのか？これは本当に悩む。しかし、もしもの場合に備えておかなければ、チャンスは訪れない。ただでさえ、冷房もない暑苦しい夜、僕は、それを思うと今夜も眠れない。
