741 殺し合い続く、今も
9/18(日)夜、ふと点けたチャンネル(フジテレビ)で世界の面白映像をやっていたので思わず最後まで見てしまいました。とても面白い映像ばかりで、芸能人のコメントももったいつける演出もなく非常にテンポが良く、放映されており久々に感心しました。特記したいのは、アメリカ軍の兵士が戦地から家族の元に帰還した際のサプライズ映像を集めた「ウエルカム ホーム(おかえりなさい)」とう番組の映像だ。戦地から帰還した兵士が箱の中から出てきたり、トラックの荷台に隠れたり、始球式のキャッチャーだったりして家族を感動させるという映像ばかりを集めたものだ。それなりに感動はするのだが、僕はアメリカ人のそういう部分がどうにも好きになれない。
なぜなら、今、この瞬間も罪無き子供をはじめとする一般市民がアメリカ軍の攻撃を受け、犠牲になっているという現実が一方で実在するからだ。
僕は、戦争否定者ではない。もちろん肯定はしない。そうせざるを得ない状況が現実にあるから、そうしているのだろう。理想主義者の綺麗事に賛同はしない。
今なお、述べ10万人の米軍兵士が戦場で殺し合いをしている。帰還した兵士が家族を喜ばせることに異論はない。しかし、それを番組にして放映することには異議がある。
だったら、見なければいいだけの話と言われるかも知れないが、戦争で家族を失った人は、それがアメリカ人であったとしても敵国の犠牲者であったとしても、見方や立場によってその感動は、残酷なシーンに成り得るのではなかろうかと思う、からだ。僕に言わせれば葬式の隣で結婚式を挙げているようなもの・・・としか映らない。
僕は「戦争を知らない子供たち」のひとりだが、その悲劇は知らなければならないと思う。風化させてはならないからだ。
できることならTUTAYAでレンタルして観てください。
「バンド オブ ブラザース」「プライベート ライアン」「ディアハンター」「プラトーン」「キリングフィールド」「シンドラーのリスト」
お勧めの順です。現実はこれ以上だと思います。僕も含め、自身の平和ボケを認識しましょう。