少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

772 RING6

翌11/16(水曜日)再び新安城のスナックでTKと飲む。
・・・というのも、前夜、古材をもらったお礼に、僕が支払おうと思っていたら、TKが先に清算を済ませていた。安城の人間にしては粋なはからいをする。ちなみにスナックの名前は「粋(すい、よ読む)」と言う名前だが、彼の方が常連ということで「」つけたということか。
で、「んじゃ、明日は俺がもつから明日もここで飲もまいか」と言うことになり、同じ時間に待ち合わせをした。
ところが、当日の夜になると、腰が重い。理由は3つあった。
1・前夜、飲み過ぎて、まだ酒が抜けていない。
2・日本シリーズをテレビ観戦したい。
3・「家政婦のミタ」を見たい。
しかし、約束をしたのでTKに「どうする?」と電話を入れると「いいよ」と言うので「ほいじゃあ8時ごろに・・・」と約束する。
後で、聞いたが、実はTKも、飲み過ぎで、僕から電話が無ければ休肝日にしようと思っていたそうだ。しかし、彼も、富山に移住した僕の知らない安城北中の同級生から「紅たらば蟹」が送られてきたので、おすそ分けしようと思っていてくれたらしく、「店に来る理由があった」ので重い足を引きずってきたという。意外といい奴。
急に寒くなった安城。僕は、コシェルのパーカーを羽織り、スナックへと向かうが、途中、「いってみヨーカドー」の駐車場でちんけな暴走族と遭遇する。
「こらクソガキ、バイクの音がうるせえぞ」と文句を言うと、眉毛を剃った目を思いっきり吊り上げ、下から僕を睨みつける。
「マフラー落としちゃったもん、しょうがないじゃん」
15か16くらいだろうか、クソガキはタバコをふかしながら、そう言った。
「どこで落としただ?」
「知らん。ほいだもんで買いに来たじゃん」
「どこに買いに来ただ?」
「100均」
ぶん殴ってあげようかどうしようか迷ったけど、TKが待ってるから、とりあえず安城警察に通報だけしてやった。深夜にうるさい連中なんだ。
「粋」に行くと、すでにカウンター席でTKが「奥のキッチンで俺がさばいた」という「紅ずわい蟹」が僕を待っていた。
(つづく)