少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

808 浅田匡子さん2

12/9に肝硬変で他界された、浅田真央、舞さん姉妹の母・匡子さん(享年48)の続編です。本日のミヤネ屋で、実は臓器移植を受けていたことが報道されました。さすがの地獄耳・宮根誠司さんも知らなかったようなので、マスコミが意図的に伏せていたのかもしれません。
肝臓移植は心臓移植よりはるかに難しく危険な移植です。ジャンボ鶴田さんが、フィリピンで術中にお亡くなりになられたのも肝臓移植です。よほどの条件(マッチング)が適合しなければ、僕は個人的にはお勧めできません。
報道によると、当初、病院側はお姉さんの舞さんの臓器が適合と判断したそうですが、手術直前になって匡子さんが、娘を傷つけたくないからとの理由でキャンセル。そしてこの夏、旦那さんの臓器を移植されたとのことです。
情報はここまでですが、これにはかなりの無理があります。現在は免疫抑制剤の開発が進み、日本ではAO式の血液型が一致しなくても移植するケースが増えています。今回はまさにこれですが、非常に危険が伴います。まず術後の免疫力を投薬で強制的に落とすため、癌や糖尿病などを安易に誘発し、ウイルス性の肺炎にでもかかると、即命にかかわります。これもドナーの少ない、日本ならではで、厚労省と医師会が結託して、移植患者の海外流出を防ぐための無茶苦茶で乱暴な手段なのです。
臓器移植のドナーとして最適なのはまず自分自身。今後は臍帯(へそのお)などの冷凍による細胞保存などで良性細胞の再生。次は一卵性双生児。親子。兄弟の順で血縁が理想です。旦那さんは法的に夫婦とはいえ、肉体はまったく赤の他人様です。必ずしも理想的なドナーとは言えません。同じ移植をするなら選択肢の飛躍的に多い中国の方がはるかに生着率は高いはずです。
匡子さんが移植手術した病院名は公表されていませんが、名古屋でしたら移植大好き病院のNNS病院かと思います。そこの病院の移植医とは非公開で話を伺ったことがありますが、雰囲気として自分たちのスキルを上げるための移植手術を行う匂いがプンプンしていましたから。
中国(海外)での移植の賛否を患者(当事者)以外の人間が語ることはナンセンスだと思います。そこに臓器売買などの不正行為がなければ助かるはずの命はもっと増えることは動かせない事実です。明日は我が身です。亡くなられた多くの患者さんとご遺族の無念は繰り返したくないと切に願うばかりです。