少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

862 全国高校ラグビー決勝

勝負はすでに決定した後半37分11秒、自陣ゴール手前から100メートルをノーミスで攻め込み、執念のトライで5点を返した東海大仰星、高校生活最後のキックは大きくゴールを逸れたが、それでも楕円の神様は妥当な結果をもたらした・・・。なんて、スポーツ記者を続けていたら、きっとこんな感じで書き出すのかな。
高校ラグビー決勝をテレビ観戦。東福岡36ー24東海大仰星(大阪第3)の決勝戦は東福岡の大会3連覇、この3年間負けなしの80連勝ですと。
前評判では東福岡FB・藤田慶和(よしかず)と仰星右WTB・近藤英人とのライバル対決が取り沙汰されていたが、ポジションが違うので、単純な比較は難しい。
解説で仰星OBの大畑大介さん曰く「近藤くんは明らかに僕の高校時代より上」とのことだが、前半にパスミス(判断ミス)で相手に無用なトライを与えている。
一方の藤田選手はすでに7人制の日本代表選手なのに、高校生(近藤)相手に、前半、ラストタックルの決めミスでトライを与えてしまった。
スポーツ新聞的には、両者とも高校生としては間違いなくトップレベルではあるが、2019を考えると、こちらの指摘も厳しくなる。もっと上を期待できるレベルの選手だからである。
数字的勝負の差は高校日本代表候補、東福岡10人に対して仰星6人。単純にこの差だろう。個々のレベルは僅差とはいえ、代表候補4人の差は簡単には覆せない。それにしても、この2チームだけで高校日本代表が成立してしまうとうことは、是なのか非なのかようわからん。
東福岡の選手の進学は、早稲田がガチガチに固めているだろうし、仰星は東海大に流れる仕組みだろう。彼らの進路も気にかかる。
東福岡の藤田くんは大分舞鶴時代の今泉清選手を見ているようだった。この人も早稲田に行くのだろうか。当然、進路はもう決まっているのだろうが、この時点で僕はまだ知らない。高校生のレベルは間違いなく向上しているのに、大学生のレベルは向上組と停滞組に完全に二分化されている。新入生の人材(タレント)が分散されているからだろう。
名門、古豪と言われてきた、明早慶のテイタラクは、年間を通して受けに回る姿勢にあるんじゃないかと痛感する。どんな手段を使ってでも、個々が猛烈な勢いでスキルアップしなければ2019は世界中の笑いモノにされてしまうぞ。