少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

925 温度差

愛知県の人は「さぶいさぶい(寒い寒いの意味)」と言う。
なにをちょこざいな、これしきのことで・・・。
東京の我が家はこんなもんじゃあ〜りませんぞ。
「それは、あなたが悪いんでしょ」と高校の同級生でビリケンの店番をしてくれているチャコが言う。彼女の家は床暖房がある・・・。そんなぬるま湯人間にはわかるまい。「おれの家はガス暖房だ」というトヨジも高校時代に比べなまぬるくなりやがった。
人間は自然との調和を大切にせなあかん。つまり常温で過ごすんや。
ビリケンは営業中は暖房をつけるから、そらあ、暖かいでえ。しかし、午後4時の閉店とともに、暖房を切ると5時には、ほぼ常温になり、深夜零時まで、さぶい中でパソコンを打つ。それでも、まだぬくもりが残るから東京よりは俄然暖かい。東京は寒すぎて指がしびれてくるもんな。
しかも夏は夏でクソ暑い。実家の母親は広い部屋をひとりで冷暖房かけまくり・・・。僕が「もったいない」と無駄な扉を閉めると「普段は無駄使いばっかりしてるのに、そんな細かいことを・・・」と皮肉を言う。母親が言う無駄使いとは、カラオケのことだ・・・。
東京ではショッカーや仮面ライダーたちが、暑さ寒さに耐え、たくましく生きている。風呂が壊れて、もう一週間経つけど、きっと平気さ。パンだって、パン屋でもらってくる切れ端をかじっているけど、それももう慣れた。パンクしたままの自転車だってへっちゃらさ。
これから来る大地震、サバイバルのための訓練だと思えば、それも苦にならずに済む。いまの時代の「温度差」。都会の子のたくましさ、田舎のもやしっ子。