少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

933 あの頃の僕は

シュリークスからソロになったイルカのデビュー曲。
伊勢正三作詞、作曲の「あの頃の僕は」
あの頃、何度聞いたかわからない。
「君はもう ふたりで いつも買ってた 合挽きのコーヒーの
 あのほろ苦い味を 忘れたことでしょう
 いまは ひとり部屋の中で コーヒー沸かしているんです」
まだ、ネスカフェのインスタントコーヒーしか飲んだことがなかった僕。
「ふたりで いつも買ってた 合挽きのコーヒー」の意味が全くわからなかった。
合挽き・・・そうか、ブレンドということか・・・。
やっと、最近わかりました。
切なく、哀しい、正やんの詩とメロディー。イルカが優しく唄います。

この曲を選んだ理由。
実は本日2/16のビリケンカフェのコーヒーは完全にアカン警察。
酸味が強すぎて、美味しくない。本日の担当のCに「ちゃんと味見したの?」と聞くと「しとらん」という。「ちょっと飲んでみて」とすすめると「あっ、本当だ、これはアカンわ・・・」と。「何人のお客さんにお出しした?」「3人。どうしよう?」「どうしようと言われても、出してしまったものはしょうがない・・・」という事件がありました。
さっそく、新たに豆を挽いてブレンドしましたが微調整では変わらず、購入元の「成城石井」に電話を入れるもなかなか繋がりません。
コーヒーは大きく分けて「苦味」と「酸味」があり、嗜好は人それぞれですが、ビリケンカフェでは「コクのある苦味」をオーナーの嗜好で出すことにして豆を担当のCに任せたのですが、まだ安定せず、バラつきがあります。コーヒーは生ものですから、野菜や魚のように味にバラつきが生じるのは仕方ないのですが、やはり味見をしないで、お客様にお出ししてはいけないことを完全徹底できなかったことは、オーナーの教育不足の責任だと猛省しています。
ただ、豆の仕入れ先の成城石井にも問題があります。豆には「苦味」が強く、「酸味」を抑えたという表示がありましたが、これは完全に違うので、どういうテイスティングの仕方なのかと、問い合わせ、後日、返事をくれるということでした。
僕の人生のシナリオの中に喫茶店経営はなかったので、少し真剣味が足りなかったことは事実です。コーヒーを少し甘く見ていたのも事実です。店のオープン前には、かなりの豆を試したのですが、その後はずっとスタッフ任せにしてしまいました。一から出直しです。
閉店後、ひとりで試行錯誤を繰り返し、ブレンドしましたが、入荷した豆では「苦味」に到達できず、飲み過ぎて、胃がやられたみたいです。
キングカズのジョージアのCMを見ていると、本当に美味しそうなコーヒーなので、もっと真剣にコーヒーと取り組まねばなりません。
やっぱり店主が遠隔操作では限界があります。どうしようか、このままでは本当にアカン警察。イルカの唄を聞きながら、コーヒーのことを考えています。