少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

959 負ける気がしない

「勝つ自信がある」・・・のではない。「負ける気がしない」のだ。
いつのころからだろうか?子供のときからではあるが、何年生からかはわからない。「競争」を意識しないのも、その一因かも知れない。
おそらく、僕だけではなく、1959年、昭和34年(35年早生まれ)学年の性格だろう。誰が勉強がよくできて、金持ちで、大きな家に住んで、いい会社に就職して・・・とか、まるで興味がない。僕だけではない、尋ねたことなど一度もないが、大工のトヨジも、農業ミュージシャンのセンチメンタルボボも、釣人役人マサルも、銀行支店長ミキフルも、コクネモーターズも、看板屋ヒロマサも、安城知立の小中高の同級生の間ではいい意味でも悪い意味でも「競争心」が全くない。誰かを羨ましいとか、誰も思わない。
試験の成績は隠さない。自ら教室の後ろの掲示板に貼って「3点」とか「5点」の答案用紙で笑い合う。もちろん100点満点での答案用紙。担任の松っちゃんは言葉を震わせる。「おまえらなあ・・・」とあとの言葉が続かない。
知立高校3年の秋。引退せずにラグビーを続けた。進学どうするのか?
「早稲田に行こうかと思います」
「早稲田に行くったって試験があるんだぞ」と松っちゃん。
「そりゃ入学試験は受けますよ」
「受けるのは君の自由だけど、君の場合、その前に、まず高校を卒業できるかどうかという問題があるんだけど・・・」
「えっ、そうなんですか?」
「そうなんですか?ってキミィ〜」
あれは確か高三の12月くらいか。でも、夏から秘かに受験勉強してたから、バッチリだ。「早稲田が僕を落とすはずがない」。この根拠のない揺るぎなき自信は今現在も蕩蕩(とうとう)と僕の血液の中を流れている。見よ、この隙だらけのパンダ(熊猫=シャンマオ)。これが僕の仮の姿です。

同じ学校でも一学年下(35年生まれ)の奴らは競争心丸出しの尖った目をしたサイボーグみたいな奴らが多かった。
スポーツでも勉学でも切磋琢磨しやがって、異様にギスギスしていたぜ。家の近所に一学年下でスポーツ万能で東大一直線の安藤君がいて、「頭のいい方の安藤くん、それともバカの方の安藤くん」とまわりからはさんざん形容されたけど、オイラだってそこまでバカじゃねえ(笑)。
あの頃「ドラゴン桜」を読んでいたら、東大だってちょろかっただろうよ、なんてマジでそう思います。
「できるかできないか」なんて考えたことがありません。ただ「本気になれるかなれないか」だけが自分を支配している、そんな感じです。
「負ける気がしない」精神は、悪く言えば「世の中を甘くみている」。だから何をやっても中途半端、なんでもこなせる器用貧乏。極めることができない半人前。否定はしないけど、それでも「負ける気がしない」精神は動かない。
見よ、この人たちは股ひろげて、笹喰らっているだけで、大金を稼ぐのだ。

「少数派日記」1000回記念おめでとうございます。ありがとうございます。最古の愛読者・海坊主様より「一万回目指せ」との目標をいただいたので実現させたいと思います。余裕でクリアーできる気がします。
AKB48が凄いと思うのは、決して諦めなかったこと。第一期生の最初のライブは観客7人からスタート。「少数派日記」の初期とダブります。もうすぐ、このブログも累積で5万人になるので、一回の平均読者は50人です。長いブログに日々、お付き合いしていただきました全読者の皆様に感謝いたします。
「負ける気がしない」ということは、すなわち「諦めない気持ち」があるからだと思います。
成功者の誰もが口にする言葉。「成功の秘訣は、成功するまで続けること」。な〜んて、いつの日かえらそうな顔して、誰かに言ってみたいもんです。
とりあえず、家宝は寝て待て!こんな感じで・・・

少数派日記1000カウント「0」
中国・広東省広州市、祈福新村内、看護婦さん付き、プライベートオフィスにて。2012/03/07 安藤貴樹