少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

984 中国はこれから!

新たなビジネスパートナーCさんの言葉。
「中国はこれからでしょう!」
「ええっ〜!?、もうマンション価格も下がり、株も崩壊、海外の企業はもっと人件費の安い東南アジアに逃げ出したでしょう〜。物価や賃金の上昇も異常でもうついていけないでしょ」と僕が中国バブル崩壊説を展開すると、
「違います、これからです、これからなんですよ」と44歳の彼。
ゴルフの取材で知り合ったCさん。今朝は蓮華山カントリークラブという名門コースを案内してくれ、夜はレセプションに招待してくれた。
約200人超の参加。メンバーは地元の名士だらけ。人口500万人の広州市番禺区の元市長、元公安局長、をはじめ、大企業の社長さん連中ばかり。もちろん共産党、政府幹部もいる。
ただし、服装を見る限り、ただのおじさん。中にかもらいものの銀行の記名入りのポロシャツなんて人もいた。
不思議なのはみなさん腕時計をしていない。時間など気にならないほど優雅な人たちばかり。社長さんと言っても、半端な規模の社長さんではない。Cさんにしても39歳で企業してわずか5年で年商26億円。しかし、回りからは、まだまだ社長さんなどとは呼ばれていない。
10人掛けの丸テーブルに座らされた僕。「ああ、もっと中国語が話せたら・・・」と痛感した瞬間。ビジネスチャンスの宝庫ではないか。
フカヒレスープにはじまり、子豚の丸焼き、ロブスター、ヒラメの蒸しもの、高級料理が次々と運ばれ、一本3万円の白酒が各テーブルに一本ずつ振る舞われる。
ゴルフのフィー、ひとり1200元(16000円)×200人分と、パーティー費用に商品代は、すべて主催者のホテル、マンション、娯楽施設、ショッピングモール、その他を経営する社長さんの、いわばポケットマネー。
こんな振る舞いをすることによって、これに参加した人々が大勢の人を引き連れ施設を利用する。これが中国式ビジネスです・・・とCさんが教えてくれた。それにしてもいくらかかるんだよ?ただ、ピンポイントの広告宣伝費と考えれば理にかなっているのかも。
Cさんが運転する帰りの車中、「はやく中国で成功しなければ・・・」と僕が言うと「ぜんぜん大丈夫です、これから、これからなんですよ中国は」と言う彼の力強い確信に少しだけ励まされた。