少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

985 吉林省長春

4/1、長者たちの宴のあと、ホテルで荷造り、完璧な梱包。三次元の組み立てが大好きなのだ。どんな荷物でも隙間なく完璧に、しかも短時間で、もちろん破損させることなく積め込める。何とかチャンピオン・・・って番組があったけど、梱包チャンピオンになれる自信あり。今からでも転職したいとマジに思う。
その後、メリファホテル脇にあるリーさんの店(いつか写真掲載します)
で、ホテルで勤務中(実はリーさんはホテルのマネジャー)を誘い、珠海ビールを2本飲む。ビジネスとオンナの話。
その後、あの娘の待つ店で、一時間、酒も飲まずに人生を語る。おっさんだから仕方ない。
ホテルに帰りシャワーを浴び、番禺最後の夜に寝る。
朝、目覚ましを日本時間の5時30分にセット。シャワーを浴び、着替えた段階で一時間、早すぎたことに気づき、も一度寝る。時差一時間を忘れていた。6時30分のリムジンバスに乗り、9時30分発の中国南方航空CZ3605便に乗る。ちなみに料金は1460人民元(19000円)。フライト時間は4時間だから、成田までと変わらない。
はじめての吉林省長春。昨夜、あの娘から「長春」の発音の特訓を受けたので完璧だ。小さなことだが、一発で相手に伝わると気分がいい。
オンタイム、13時30分、長春着。
病院の通訳のO嬢が「安藤先生」の紙を持って待つ。嬉しいなあ・・・誰かが待っていてくれるなんて・・・こんなに嬉しいもんかな・・・と、つくづく思う。そりゃ、広州だって、お迎えあるけど、いつだって一時間ほど僕が空港で待たされるから、なんだか僕が、あの娘のお迎えに来てるみたいで、何とも言えぬ複雑な心境。
しかも、ベンツが待っていたぞ。久しぶりの皮張りシート。コクネモーターズに頼んで、買おうかな。今ならベンツは値崩れして中古ならなんとかなるが、意味ないか・・・。
長春の印象は北京とよくに似ている。新芽が息吹くはずの四月、まだ葉のない裸の針葉樹が、凍えそうな姿で並んでいる。その向こうには広大な大地。しかし、その裸の丘陵に、何台も何台ものクレーン車が鉄骨を吊り上げている。桜ではなく都市開発爛漫の光景だ。(これも写真掲載します)
空港から約30分。着いた病院には「肝細胞移植」と大きな文字が掲げられ、やはりホテルのような巨大なエントランスが続いていた。
まずは、今夜、僕がお世話になるスイートルームに案内される。豪華な部屋。40インチの液晶テレビとフルーツが待っていた。朝、昼、晩の3食付き、食堂の冷蔵庫には缶詰があり、自由に食べてもいいという。
何部屋あるのか知らないが、この巨大なフロアに今夜のゲストは僕ひとり。聞けば、この日から3日間、中国の「お盆」とかで、職員もほとんど休暇中。どおりで静かな雰囲気、偶然とはいえ悪くない。こんな僕のために?今宵は24時間勤務の看護婦さんが3人交代で相手して(変な意味ではないぞ)くれるぞなもし。しかも3人とも可愛いぞ。
どんな相手かといえば、たとえば食事。部屋まで運んでくれて給仕までしてくれる。「何が召し上がりたいですか」と聞かれ、野菜料理で少量。「スープはいかがしますか」「じゅあお願いします」。
リクエストした8時きっかり、オンタイムで運んでくれた。しかもスープ、これいったい何人前?ひとり2杯ずつ飲んでも間違いなく10人前はあるよね・・・という巨大なカメで登場。3人の中でも一番可愛い娘がよそってくれた。やはり完食できず、ナースコールを押すと別の娘が来て、下げてくれた。こんな入院なら毎日でもええがな。
中国語のレッスンも頼んでおいたが、今夜は眠い、明日にしようか?
シルベスタ・スタローン主演の「EXPENDABLES(エクスペンダブルス)」をDVDで観る。ブルース・ウイリス、アーノルド・シュワルツネガー、ミッキー・ロークジェット・リーらが共演する話題作。相変わらずスタローンらしく、まったく内容の無い映画だったが、怒る気にもあきれる気にもさせないととろが凄いんだろうな・・・と感心する。
病院のことは次回書きます。