少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

986長春2

昨日4/3はネット環境がすこぶる不安定で写真アップができませんでしたが、本日はなぜか快調。調子のいいうちにアップします。
この荒野が、空港から延々と続き、裸の針葉樹のはるか向こうには、建設中のマンション群とクレーン車たちが・・・。彼方に見える一本のエントツが寂しそう。

最初に目に入った建物は天文館のある中学。そして傾斜歩行する謎のおじさん。マイケルは長春で生きていた。

これが病院。地上13階建て。世界でまだ2箇所しかない「幹細胞移植」治療ができる病院です。

これが、僕の部屋。快適のひとこと。

そしてウエルカムフルーツ。バナナの陰に隠れていたが金柑が美味しかった。

バスルーム。広州で入院した病院もこんな感じ。日本のビジネスホテルのユニットバスより数段快適です。三宿の軍人病院だって、個室にシャワーはありませんが、中国では一定レベル以上の病院には全室にシャワーがついています。

11階の僕の部屋の窓から撮影した病院の正面。この荒野(あらの)が2年後にはマンション群になっているのでしょう。

これが噂の巨大瓶入りスープ。ああ、もったいない。こんなんひとりで飲めるわけないし・・・。しかも漢方入りでかなりの高額。持って帰るわけにもいかんだろうし・・・。(4/3昼食)

4/3朝食。これはよかった。万頭と白粥。それに腐り豆腐、塩漬け玉子半身。この量はちょうどいい。

4/3昼食。スープの中身は日本では超高級の烏骨鶏(ウコッケイ)と朝鮮人参とクコのスープ。これ日本ならマジ一万円はするだろうな。しかも化学調味料は一切使っていないから、超薄味。つまり出汁(ダシ)を飲む感覚。トヨジには無理。「なんだあこりゃ〜味があ〜へんがや(三河弁=なんじゃこりゃ〜味がなくてマズくて飲め〜へんぞ〜)」とくるだろう。でも岡崎のチコ(人気ラーメン店・末広の店主。小・中の同級生)ならわかるだろうな、絶対に。スープ作りの難しさを知る苦労人。
こいつをAKB48のDVDを観ながらいただく。この日のレパートリーは、桜の木になろう〜桜の栞〜10年桜と花見気分シリーズ。10年桜の映像ははじめて見ましたがいいですね。10年後の2019年に彼女たちが同窓会をやるという設定で大島優子が妊婦で登場。まゆゆ渡辺麻友)も主役で登場。もちろん「ヘビロテ」に「カチューシャ」そして「あなたがいてくれたから」もアンコールで追加しました。ん、なんかおかしいですか拙者。

あまりにも美味しく綺麗だったので掲載します。揚げたゴーヤに小エビのカクテル。薄塩味で、半透明な衣が舌に優しく、海老の風味が口内全域に広がり、歯ごたえもいい。サイゼリアの小エビカクテルを13年前に食べたときと似た感覚。

院内のポスター。右上の男性は脳内出血で植物状態から、この病院で幹細胞移植(点滴によるもので手術はない)を複数回受け、現在は歩行困難は残るものの、上半身を動かすことができるまで回復した。
右下の女性。交通事故による脳損傷。一命は取り留めたものの、一生植物状態と宣言されてからの復活。まだしゃべることは出来ないが、意識は回復。お母さんの言葉の意味を理解することができるようになった。

この治療法はいずれ詳しく書きます。堕胎、あるいは流産したドナーの臓器を特殊な方法で培養し、新生細胞を点滴で患者に注入し、新生細胞が患者の体内(この場合は脳内)で新たな細胞を分裂させ、死滅した細胞と入れ替わる・・・という論理。日本では京大と東北大が最先端の研究をしていて、学術上では世界的に認められている。ただ、実施可能な病院は世界で2か所しかない。撮影が許されたのは保存庫。マイナス193度、液体窒素ターミネーター2で学びましたね)のタンクに保存されたドナーの細胞。
この部屋に入るには、本当にターミネーターで見たような指紋認証のロックを解除し、手術着を着せられ(もちろん、マスク、キャップ、シューズカバーも)て、厳重警戒の中、入室する。ところが、タンクの中身も見せていただいたのだが、タンクのフタは、なぜか南京錠だったのが突っ込みたいところ。まあ、盗んだところで使い方がわからんでは意味ないのだがね・・・。
本日、上海のサテライト病院で日本から来た膵臓がんの患者さんと、アンチエイジングの患者さんが、この治療を受けている。費用は投与する細胞の量によって異なります。

医療情報を提供する小生にとって、やり甲斐のある活動になりそうです。