1138 増税と自殺率
死亡者10万人に対する自殺死亡者の割合を言うそうだ。
2007/11現在、WHOのデータによると、1位がリトアニアで2位がベラルーシ、3位ロシア・・・と続き、1日に100人超の割合で自殺者が出る日本は第9位。ちなみに中国は27位でアメリカが43位だそうだ。
説教じみたことを書くのは柄ではない。ただ、本日も京王線で移動中に飛び込み自殺で下り電車が停まってしまった。さらに今年、まだ、寒い時期にも国電・御茶ノ水駅で僕の乗車した汽車が停車した。反対側のホームでご遺体の処理をしているのを、動かぬ汽車の中から眺めていた。
東京で日ごろ、汽車をお使いになる方々にとっては珍しい光景ではなかろう。あまり汽車を利用しない僕でさえ、年に、必ず一度や二度は遭遇する。仲間には小田急の職員で遺体処理係りの人もいて、ナマナマしい話しも時折り耳にする。フジテレビのトイレでも、アナウンサーの塚越孝さんが、自殺されたとニュースで報じられていた。
「ジャーナリスティック地図(帝国書院)」に、日本人の自殺者を職業別と動機で分類したデータがあるので記載したい。
自営業者 経済生活問題 全体の54.0%
管理職 同上 全体の43.9%
被雇用者 同上 全体の33.0% でいずれも動機のトップ
無職者 同上 全体の22.3% で、トップは、健康問題の55.2%
で、何が言いたいか?
消費税増税問題は、僕を含め、ぎりぎりのラインで生活する者たちにとって、まさに死活問題で、自殺者の増大に繋がるのでは・・・と個人的に懸念する。増税が悪いのか、自殺を選ぶ者が悪いのか?と問われれば、私は明確な答えを持ち合わせていない。されど、増税が自殺の因縁になる可能性は否定できまい。
すでに、僕は過去7人の友を、自害で失くしている。うち、4人は経済的な理由からだ。
その中には元・ヤクルトスワローズの高野光投手と元・ヤンキースの伊良部秀輝投手もいる。精神的に強いはずの人間までをも、それぞれのストーリーがありながらも自殺という2文字で完結されてしまう。
「まりんかの日記」さんから記事を転写させていただきたい。日本人が忘れようとしつつある、薄れゆく習慣を、今一度、よく考えた方がいい。
以下転載記事です。
ーーーーーーーーーー
「初参式と十三参りのすすめ」
生後初めてその家の菩提寺にお参りすることを初参式というのだそうです。
私が、十三参りの話しを切り出すとお寺の奥様であるkさんが、
「うちでは、以前から初参式というのを毎年日を決めてやってますよ。でも十三参りはしていませんね。」とのこと。
そうなんです。十三参りはこの地域では全く根づいていないのです。数え年で十三才になった女の子が、晴れ着(小袖より長く振袖より短い小振袖)をきて、菩提寺にこれまでのお礼とこれからの更なる成長をお願いする厳かな儀式です。
私は、初参式にしても、十三参りにしても、そうした儀式をとうして命の尊厳とか神仏に対しての畏れとかを自然と教えられるのではないかと思うのです。
自分の命さえ軽々しくあつかう人々の増加、また児童虐待のニュースなどをみていると、人の心の中にもともとある仏心が思いとどめてくれるのではないかと思うのです。
さらに、成人式へとつながっていきます。
こうして人生の節目の儀式を祝い、縁あるすべての人々に感謝し神仏への感謝をする人達が増えますように。
ーーーーーーーーーーー以上。
(http://d.hatena.ne.jp/caravan9336/20120208/1328672298)
今宵は名曲「川の流れのように」しかもテレサ・テン、バージョンで。