少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1193 やったぜカトちゃん

タイトルと日記の内容はまったく関係ありません。日記のナンバーを見て、思いつきで書きました。同世代の方なら、わかりますよね「1234やったぜカトちゃん」。小6の運動会の二人三脚での「掛け声」では、これにお世話になりました。
さて、本題は中国からの帰国日、先週の7/27の出来事です。極めて個人的な記録で、オチはありません。お忙しい方はスルーしてください。
帰国前々日の7/25日。今回のビジネスツアー最後の商談。ビッグビジネスになる予感がするロボットと出会った。
中国とアメリカの企業家に共通する点は、商売としてのリサーチより先に、まず何を造るかというアイデアを優先する傾向にある。単に技術者と営業者の違いといえばそれまでだが、「いいものは必ず売れる」というのは迷信であり、世の中には倉庫に埋もれた名品が限りなくある。だから、いい会社でも平気で倒産する。日本は一度、倒産とか自己破産したら、ほぼ立ち直れない。ところが、中国、アメリカは、アイデアに対して「投資」してくれる個人や企業が多在する。だから、信念があれば、再チャレンジできる。日本より勝負するチャンスの回数が格段に多い。
その真逆が「粗悪なものでも売れる」、いま大問題になっているオスプレイがその典型だろう。販売ありきの戦略で技術が追い付かない。しかも人命にかかわる欠陥品を野田民主党は容認ありきで、結論が確定している事項を、議論という意味不明な茶番をこれでもかと続けている。バカバカしいがこれが現実。誰と誰を結び付けて、誰がいくら儲けるか。明治大学商学部では教えてもらえなかったビジネスの基本中の基本だ。
さて、今回のロボットだが、こいつは凄い。メチャいい。私も欲しい。これは高齢者対策になる福祉系ロボット。詳しくはまだ書けない。
「日本から医療関係や福祉関係にめちゃくちゃ強いコネクションを持つ人物が視察に来る」という巨大なふれこみでもあったのだろうか?僕の訪問を社長以下大歓迎してくれた。
会議中の写真撮影、ビデオ録画は、社内の移動中にも行われた。ロボット開発のエンジニアから、こんなことできる、あんなこともできる・・・とレクチャーを受けたが、そのほとんどは不必要なアイテムばかり。頭がいいのに、何もリサーチしていないから無駄な機能を掲載している。
たとえば、老人の心臓部分に装置を付け、心臓が停止したら、ロボットがそれに反応して医者を呼ぶシステム。どや顔で説明されたが、僕は「不要」(必要なし)と答えた。
「心肺停止3〜5分で脳に血液がいかなくなり、人は死にます。いつ止まるかわからない装置にびくびくしながら生きるより、心臓が止まったら、静かに死なせてあげてください・・・。それに5分で医者は来れないでしょ」
こんな初歩的な問答でも、「そうか〜なるほど、確かに・・・」という感じだが、そのロボットの性能たるやは、恐れ入る。商品化に向けて業務提携に至る。さっそく、8月に相手の社長が日本に視察に来る。
夕刻、名古屋大学卒のAさんと中国人の奥さんが経営する雑貨屋「善人商店」で夕食をゴチになる。ここでのオモロイ話題は別項にて。
(つづく)