少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1216 宗教について

8/8、安城から東京に向かうバスの途中、足柄ICでの休憩中に電話が鳴った。
「安藤くん、どこに居るん?」
「足柄?」
「ほな、やっぱ、安城に来てはったん?」
「来とったよ」
「な〜んや、ほな行けばよかったなあ、麻梨花ちゃんの会・・・」
「なんや、あんた安城におったんかいな。なんでこーへんかった?」
「Hくん(旦那さん)がな、顔出そうやいうからな、お店の前まで行ったんや。せやけどな、外から見たら電気もついとらんかったし、ブログ見たら、足がどうたらで来られへんかも・・・って書いてあったやん、だから、やっぱりきーへんねんかと思うたんや・・・。そしたら次の日のブログ読んだら、なんか、こっち来てる・・・って。電話してくれればよかったんに・・・」
この女は中学の同級生のM子。安城生まれだが、京都に嫁いでこうなった。
しかし、最初の旦那とは別れ、いまは8歳も年下のヤングマンHくんとラブラブ。毎晩、手をつないで眠るというから羨ましい。
実はHクン、S学会の幹部だ。だが好青年で僕は好きだ。
小学校、中学校、あんまき高校の同級生、後輩にも熱心なS学会員がいる。みな例外なく素晴らしい人物である。東京で若いころ付き合った2人の彼女も学会員で、そのうちの一人は久本雅美さんの友人で、彼女のアパートに、ほぼ毎晩、久本姉妹が御題目をあげに来ていた。
入信を求められたことは一度や二度ではないが、宗教そのものに興味がなかった僕は、普通にやり過ごした。
あと、エホバの証人の信者さん、顕正会の信者さんが、いまでもよく連絡をくださる。「霊波之光」に入信してから「宗教」の必要性を感じ始め、他宗教でも、先方が「話を聞いて欲しい」と言えば時間の許す限り応じることにしている。それぞれの世界観、宗教観があり、とてつもなく勉強になるからです。
もちろん僕がすでに他宗教の信者であることを知っての話である。何らかの宗教の信者で、布教活動をされている方で「悪人」に出会った経験がなく、例外なく善人ばかりでした。世間様は新興宗教の信者さんを色眼鏡で見るようですが、僕からすれば、とてもまともで、むしろ信用できる方たちばかりです。
しかし逆に、みなさまが有り難がる寺の坊さんはどうなんでしょうか?
数年前のこと、義父が亡くなり、葬儀のことでこんなことがありました。
義父はすでに定年退職しており、葬儀も身内だけで行うということで、親戚と親しい友人知人によるごく内輪の葬儀でした。
しかし、檀家の(くそ)坊主さまは、お布施は「お気持ちだけで結構ですから」と笑顔で100万円を義母に要求したそうです。
「いくらなんでも、そらないだろう」と僕は我が耳を疑いましたが、「わたしも、エエッて驚いちゃったけど、まさか安くしてくださいなんて言えないし、どうしましょう・・・」と困惑顔の義母さん。
僕とて東京の坊主の相場など知らないので、冠婚葬祭の地球的メッカである愛知県安城市の友人知人に電話をかけまくり、冠婚葬祭には糸目をつけない愛知県人がいったい、いくら坊主にお布施を払うのか尋ねてみた。
結果、ほとんどの人が20〜30万。社長さんクラスでも50万円がマックスで100万なんて完全にボッタクリ、東京でも有り得ねえ・・・と。
まあ、三河と東京では事情が違うから何とも言えないが、要は値段など最初から無い世界。坊主こそ、相手の足元商売じゃないのかね。
「義母さん、ここはひとつ僕にまかせてくれませんか?」
「タカキさん、あんまり無理なさらないでくださいね」
「ここで無理を言わないと、義母さんが今後、無理しないといけなくなりますから」
今後のこともあり、(くそ)坊主様と喧嘩することもできず、電話でやんわりとやりとりをして、70万円ということで決着がつきましたが、それでも僕は達成感がありませんでした。本当は30万、悪くても50万にしたかったのですが、「あまりやると今後のこともあるから・・・」と義母さんに言われ、手を打ちましたが、何百人も来るような葬儀ならともかく、密葬に70万、しかもベンツに乗って来やがって、何様のつもりなんだろう・・・と僕は素直に思いましたが、僕がおかしいのでしょうか?
消費税が何%になろうと「そんなのカンケーねえ」の世界の人たち。ちょろちょろっとお経をあげて、ササッと戒名書いて、ぺろぺろって適当な説法垂れて、ガッポガッポの70万円非課税。
「おい、くそ坊主、よく聞けよ。そのお金はなあ、これから老いた義母さんが、ひとりで暮らしていかなきゃならないための命のゼニなんだぞ。お前のベンツのガソリン代じゃねえ」
と心で叫んだ僕は、少数派なのでしょうか?読者のみなさまに問うてみたい。