1329 人魚と麻梨花と魔女と海
忘れられない童話作家を紹介したいと思います。
そんな環境から生まれた「うみの人ぎょひめとまじょ」の物語。
2012/06/12の「まりんかの日記」より転載です。
http://d.hatena.ne.jp/caravan9336/20120612
ーーーーーーー以下全文ーーーーーー
麻梨花?が小学校1年生の時に書いた創作童話です。
平成15年度天草郡市小中学校「文集 あまくさ 」に特選で載った作品です。
うみの人ぎょひめとまじょ
うみの底に、大きなほたてのベッドがありました。そこへ、
あるひとかげがちかづいてきて、人ぎょひめをつれていこうと
したのです。その人かげはまじょでした。
そのときです。つれていかれそうになった人ぎょひめたちが
ねていたほたてののベッドが、きゅうにしまりました。まじょ
はびっくりしてにげていきました。
おこったまじょは、人ぎょひめと、うみのみんながなかよくし
ないまほうをかけました。
でも、みんながなかよくしているといううわさをきいて、ます
ますおこりました。
そして、人ぎょひめたちをびょうきにさせようとしました。
でも、まじょがわるいことをしたので、わるいことがかえって
きて、まじょのほうがびょうきになってしまいました。
まじょは、くるしくてくるしくて、いきもできないほどくるし
みました。
そこで、うみのおいしゃさんのはりふぐせんせいのところへ
いきました。
「とてもわるいびょうきだよ。なおすくすりはないよ」と
いわれて、まじょはかなしくなりました。
ある日のことです。
男の子がうみにおちておぼれているのをみつけた人ぎょひめ
が、たすけようとしましたが、おもすぎていっしょにうみの
ふかいところにしずんでしまいました。
それをみていたまじょは、男の子と人ぎょひめをたすけるた
めに1どだけまほうをつかいました。
そのまほうは、ほんとうはつかってはいけないまほうでした。
まじょは、それをしっていました。まじょはしんでしまうかも
しれないのです。
そのようすをみていたうみのかみさまが、まじょがまほうを
いいことにつかったので、まじょのびょうきをなおしてくれ
ました。
みんなは、やさしいこころをもったまじょをだいすきになり
ました。
人ぎょひめは人をたすけて、まじょはさかなをたすけて、さ
かなはかいをたすけてくらすようになったので、うみの中は
とてもへいわになりました。
本が大好きで、おはなしが大好きなまりかちゃん。この賞をいただいた
ときは、とっても喜んで自慢していました。
麻梨花の笑顔が浮かびます。
ーーーーーーーーー以上ーーーーー
創作なんかじゃなく、まるで海の中から様子を見ていたみたい。麻梨花ちゃんは空だけじゃなく海にもいたんですね。
きょうは、思いっきり元気の出る曲で麻梨花と人魚姫と魔女の海へ。Bzで「OCEAN」。
どこまでも広がるOCEAN・・・。麻梨花ちゃん、はやく帰っておいで。ママが心配しているよ。