少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1333 銀行と不動産

「不動産」を買うのが「趣味」と言ったら、カッコ良すぎるか・・・?
というより誰も信用してくれないだろう。
だが、過去に3物件ほど買った。うち2件は泣く泣く売却したが、「いつか必ず買い戻しに来てやるからな」と物件に約束して一時的に別れを告げた。15年ほど前、NYにいい物件が出て真剣に考えた。NYと言ってもハドソン川を隔てたNJ側にあり、高台の戸建で夜のマンハッタンが一望できるロケーション。価格は3000万円代だった。いろいろ調べたが購入する身分的な条件が高すぎて、金額より、書類が煩雑すぎてギブアップした。
しかし、よく考えてみたら、自分はそんなにNYが好きではないことに気づき、結果オーライではあった。
最近では猿楽町のビル9800万円は、本当に欲しかった。銀行に相談する間もなく、僕の次の客が、内覧もせず即金で購入した。こんな奴にはかなわない。三宿のビル5900万円は5000万円で交渉してくださいと仲介業者に依頼したが、結局5500万円で落札した人がいたので、これもパー。四谷若葉町の古家はまさに理想的。3800万円の価格も気に入り、すぐに調査に入ったが、地下の排水管が他人の敷地内にあり、問題がクリアされていない物件と判明して断念した。これまでマンションを含めれば、この15年で有に200以上の物件は内覧してきた。見る目に多少の自信はある。
ところで、別件だが、閉店間際の午後2時50分に三菱東京UFJ銀行笹塚支店に出向いた。USドルがいくらか手に入ったので、あらかじめ作っておいたドル専用口座に入金しようと思ったのだ。
係りの女性が、来行の内容を尋ねてきたので旨を伝えた。「お客様は5番目ですので30分ほどお時間がかかるかも知れません。よろしければ内容をお伺いして聞いてまいります」と至極親切なサービスにさすがは三菱だと、感動。僕の質問は極めてシンプル。「すでにUSドル用の預金通帳を持っています。この口座に、現金でドルを入金、あるいは出金する際に手数料はかかりますか?」と言うだけのもの。手数料の金額までは尋ねていない。
10分、20分、30分、待たされて、ようやく番号を呼ばれ、窓口に座った後で、先ほどの女性がやってきた。
「お客様、お待たせいたしました、やはり、手数料がかかるそうです」
「いや、いま、窓口で聞きました。だけど、なんで、こんな質問の返答に30分も時間がかかるわけ?真面目に仕事してるの?」
「あっ、いや、それは・・・すみません・・・」
一生懸命、誰かに聞きまわってくれたフロアの女性に罪はないのかも知れないが、そんな初歩的な質問に誰も答えることができない銀行の「質」に問題がある。
「で、手数料はいくらですか?」と窓口の若い女性行員に尋ねる。窓口は外貨預金専用窓口となっている。
「はい、1円です」
「1円?って、どういうこと?」
「あっ・・・あの〜、お金を出すときにかかります」
「いくらに対して1円なの?」
「あっ、少々お待ちください・・・」
しばらく待つ。
「あっすみません、1ドルに対してです」
「あっそう。じゃあ入金する時は無料なのね」
「あっすみません、少々お待ちください」
少々待つ。
「あっすみません、入金の際もお手数料がかかります」
「ふ〜ん、そうなの。で、いくら?」
「あっすみません、少々・・・」
「こっこら〜、ちょっと待てや。こっちは銀行ごっこしに来てんじゃねえ。お前、ふざけて窓口やっんのか!。最初から話わかる人間出してくれや。甘えて接客してんじゃねえ」
当然のごとく怒り爆発。これはもう激怒してもいいでしょう。
あわてて、別の行員がすっ飛んできた。
「勘弁してくれよな。30分待たされて、なんだよこのとんちんかんな返答は。ふざけすぎ。客をバカにしてるとしか思えんよ」
担当の女性行員はひた謝る。そして最初から同じ質問を繰り返すのだが、今度は、先ほどの「1円」ではなく、新たに「2円」と「1円80銭」という数字が出てきた。「いったいどういうことなの?」と聞くも女子行員はわからず「すみません、少々お待ちを・・・」
「バッカモ〜ン。何度も言わせるな。最初からわかる人間を出せ言っとるだろ〜」。こっちの血管が切れるかと思うほど怒鳴った。
これはもう、問答無用で「店長を出せ」だな。男女二人の行員がすっ飛んできたが、もう手遅れだよ〜〜〜〜ん。こういうプロとしてあるまじき行為を僕は許さない。なぜならば「時は金なり」だからだ。

窓口に出た人間に多くの責任はない。銀行全体の管理と教育システムの問題だ。書いていて新たに怒りが込み上げてきた。
結局わかった。自分のUSドル専用口座に現金を1ドル入金する度に1円80銭の手数料が取られ、さらに講座から現金を1ドル引き出すごとに2円の手数料を取られる。1ドル78円だとすると、三菱銀行に預けて、それを引き出すと、同じレートでも78円が74円20銭に目減りしてしまうということ。
これが78万円(1万ドル)だと手数料が3万8000円。780万円(10万ドル)だと38万円も三菱に持っていかれることになる。
誰が、そんなバカバカしい口座に入金するか。これだけのことを聞くのに、なんと50分も費やされたのだ。冗談では済まされない。明日、本社にクレームを入れておこう。
最近ではNYのcity bankと広州の中国銀行で、とても親切な対応を受けたので、本日の三菱の対応は、近年、稀に見る最悪な対応だった。
(つづく)