少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1347 ママ友禁止令

一見、ばかばかしいような話題だが、昨今の「いじめ」問題にとって見逃せない話題なので取り上げる。
どこの局だか忘れたが、相変わらずバカ評論家(女性だったと思うが)のひとりが「いじめを無くすには、ママ友を作って、定期的にみんなで会って、自分の子供以外にも目を向けるようにしましょう・・・」などという、現場をまるで知らない無知ババアがいた。
そういう意図的な仲間(サークル)つくりは、親同士のいじめや仲間外れといった、新たな問題の起点にもなりかねない。「理想論」のみを掲げてゼニをもらえる「評論家」もアホぞろいだが、それをそのまま垂れ流すワイドショーのテレビ局のスタッフのドアホさ加減にも腹が立つ。
で、結局はこういうことになった・・・というのが、今回のテーマ「ママ友禁止令がついに発令」。
基本的に、学校側のこの措置を、是か非か?と問われれば、僕は「是」と答えるが、こんなことを学校が発令する事態に至るまでの教育社会が親レベルで狂っている。
子供のデキ具合の自慢話は、都会、地方に限らず主婦層の井戸端会議のテーマの中の最重要課題。ゆえに、子供を無理やり、自身の好みに合わせ、粘土細工のように捻じ曲げたり、好きな色をつけたり、他の子供と比較したり・・・と自身の子供時代の不出来を棚に上げ、強制的に無理難題を押し付ける。だから、モンスターが生まれ、信じられない事態が続出し、いじめが根深くなる。明らかに勉強不足、情報不足の評論家は百害あって一利なし。今回の「ママ友禁止令」を読者様はどう思いますか?
アメリカで高校教師をなさっているYukalinkuさん、信じられないでしょ。もし、アメリカの学校で、こんなことがあったら100%訴訟問題になりますよね。「人権侵害」で父兄連合が学校を訴えるのです。だからこそ、少数派としては、この「英断」に踏み切った、学校及び校長を支持したいと思います。モンスターに負けるな!
以下ネットより全文転載ーーーーーー
異例! 都内の小学校で「ママ友」会合禁止令〈AERA〉

dot. 10月6日(土)10時54分配信

 都内の公立小学校の入学式で、ある通知が配られた。「保護者間交流に関するお願い」と記され、内容はこうだ。
「学校外での有志による保護者サークル等の開催について自粛をお願いします」
保護者間、特に母親同士の会合を禁止する「ママ友会禁止令」だ。トラブル防止を目的に、特定の親同士で仲良くせず、学校が開く保護者会を通じて幅広くつきあうように求めている。
 学校関係者によると、2年前から入学式で配布するようになったという。中学受験を控えた5、6年生の保護者には、友だちの志望校を学校に問い合わせることも自粛するよう呼びかけている。同校では過去に、私立中学校に合格した子の親になりすまし、入学辞退の電話を中学校にかけた親がいたからだ。
 通知ではこのほか、ママ友同士のトラブルにつながりがちな学校への子どもの送迎も控えるよう求めている。フェイスブックなどのソーシャル・ネットワーキング・サービスSNS)の利用や、メールアドレスの交換もだめ。保護者間の連絡は、学校の連絡先名簿を利用するように、としている。
保護者の行動を事細かに制限する学校に対して、「やりすぎじゃないか」
と、保護者から反発の声が上がることもあるという。だが、禁止令にはきっかけとなった事件がある。教師や女子児童に対する誹謗中傷がSNSサイト上に名指しで書き込まれて嫌がらせの電話などがあり、児童が転校に追い込まれた。
「保護者同士のトラブルに関する相談が毎年少なからず寄せられます。学校は教育機関であり、このようなトラブルに対応する人員を配置しておりません」
通知にはそう書かれ、トラブル防止のためのルールであることへの理解を求めているが、問題が起きても学校は関知しないという意思表示にも読める。
 校長は取材に対して、「危機管理のためには、不確かな情報のやり取りが子どもたちを混乱に巻き込む恐れがあり、保護者同士、保護者と学校、教師が顔を合わせて心を通わせることが重要です」と話す。

AERA 2012年10月15日号
ーーーーーーーーーーーーーー以上ーーー
「やりすぎ」という批判の声もあるが、学校側をここまで追い込んだのは一部の心無いモンスターであり、通信の乱用が招いた誤作用。文明の発展と反比例して心が通わなくなる世の中。匿名なら何を書いてもいい。モンスターの親を見て育った子は、教室でモンスターチルドレンになる。
いじめは学校の先生の責任以前に、親の情操教育の段階に問題がすでにある・・・というのが安藤の持論です。
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