1409 広州紀行12秋3
10/29(月)。腎臓移植でお世話になったC医院の看護師Sちゃんとランチ。
彼女と初めて会ったのは10年前、彼女がまだ22歳の新人ナースだったころ。
独学で勉強した彼女は、留学経験もないのに、綺麗な英語をしゃべる。だから、中国語を話せない僕とコミュニュケーションがとれた。新人だが優秀なナース。日本人の患者さんから大人気で、ある患者さんは、注射も浣腸もSちゃんを指名するほどでした。視察にこられた、日本人医師は、Sちゃんを日本に連れて帰り、自分の経営する病院で働かせたいとまで言っていた。
そんな優秀な彼女なので、いまでも、中国医療のパイプ役として、僕の中国サイドのパートナーとして、コンタクトを取り合っている。今では二児の母。家事、育児追われながら、他の病院でナースの仕事を続けている。彼女の身の上話を聞きながら、ランチをつついた。
行きつけの「宇田川」。移転した新しい店だが、メニューの内容は変わらない。広州では、僕が一番よく行く、日本料理店。秋だから秋刀魚定食・・・というわけではない。冷凍秋刀魚は年中ある安定供給食材。「宇田川」の秋刀魚定食48元(日本円=約600円)
左上から=肉じゃが(絶品)、納豆(かなりの量。生卵が入ってました)、ミニコロッケ(アツアツホクホクで美味)。漬物はキムチ、沢庵、キューちゃんの三種。味噌汁も美味。ごはん、味噌汁、おかわり可。
その日の夕方は、ゴルフビジネスのパートナーCさんと、「割烹・八高」さんへ。明大の先輩の店。「尖閣のデモ以降、ずっと売上が半分なんですよ・・・」と日中問題の影響が直撃。日本人相手の飲食店はどこも同じ状況だそうだ。
翌日はひとりでランチ。「宇田川」まで行こうとしたら、雨が・・・。
宿泊先のホテルの目の前にある「さくら亭」に。何にしようか、さんざん迷った挙句、またしても秋刀魚定食。宇田川のそれと比べてみることにした。
こちらは基本料金38元(約480円)。オプションで2品(10元)つけると48元になり、宇田川と同じ料金になる。
上左から、野菜サラダ、次の2品がオプションで、ポテトサラダ、シラスおろし。味噌汁は宇田川に比べ、やや薄め。確認してないが、たぶん、おかわり可。
メインの「秋刀魚」は両者遜色なく引き分け。サブキャストの演出で「宇田川」の勝ち。
これが、定宿の「メリファホテル」。骨董商の九州・拾得さんが教えてくれたのだが、入口にある不細工な黄色い石は、翡翠の原石だそうだ。あの石を砕いて、その中から翡翠を取り出すという。
これが、全体像。七階建ての3ツ星ビジネスホテル。従業員の半分は僕のことを知っている。一泊220元(約2800円)。これは長期契約の日系企業の料金で通常は280元(約3600元)。ネットも使えるので、特に不便は感じていない。
訪中初日は、四川の彼女とピザ。その後は日本食が続いたが、ちょっと油断してしまった。その後、四川料理の波状攻撃が待っていた。
(つづく)