少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1442 憧柿

「後悔はないよ、里見・・・、ただ・・・無念なだけだ・・・」
御存じ、「白い巨塔」の有名なラストシーン。
癌の専門医である財前五郎唐沢寿明)が、自らの肺癌を見落とし、「恥じる」と結んだ遺言書とともに残した名セリフ。
過日・・・知多シーガル1号の車内から「飲み会」のお誘いメールを送り、返信をくれた3人のうちのひとり。あんまき高校の同級生のYさん。憧れのひと。
あんまき時代はまったく相手にされませんでしたが、いまでは「少数派日記」の熱心な読者さん。彼女が読んでくれているだけでも、この日記の意義がある。
メールの返信は「ごめんなさい、行けません」。それでも返信は有り難い。
お礼の返信メールに、冒頭のセリフを付け加えて送信した。
すると彼女「????間違いメールでしょうか・・・」と。
「いえ、違います。あなたにお会いできないことが、無念なだけだ・・・」と再送信。
その後、彼女からはメールなし。「やばい、怒らせてしまったか。真面目なひとだから、受け狙いのくだらん返信は、アカン警察だったか・・・」と反省する。
本日午後、新安城ビリケンカフェにて、新メニューのメニュー表づくり。来店した主婦の四方山話を聞く。娘さんの結婚、出産、ダイエットetc・・・。会話ではなく、ただ話を聞くのみ。平和な国ニッポンの中の最も平和な県アイチを実感する。
やっぱここに居ると、感覚が麻痺してしまう。
「食糧」「冷暖房」「一般モラル」「規則正しい生活」「退屈」は十分手に入るが、「危機感」「臨戦態勢」「非常識」「スリル」「自由」を捨てなければならない。少数派にはとても無理な話です。早く東京に帰らなくては・・・。
そんな折、憧れのYさんが、なんとビリケンカフェに来てくれた。
これ「おみやげ・・・うちの庭で生ったものだけど・・・。もういっぱい、もらってるとおもうけど・・・」と。


確かにここにいたら、ほぼオートマチックに「柿」「梨」「いちじく」「すいか」「人参」「きゅうり」「大根」の類は手に入る。東京で買える果物はせいぜいバナナくらいだから、有り難い。
ここにきて、柿を日に3個のペースで食べている。本日はカフェのMちゃん店長が柿のてんぷらをこしらえてくれた。彼女は天才だ。
そして、Yさんの憧柿をさっそくいただいた。願わくばあんまき時代にいただきたかった。僕の人生も少し違っていたかも知れないが・・・(笑)。
カフェでこれを書いていたら、姉から「カラオケ」のお座敷がかかった。せっかくなので行ってこよう。
Yさん、柿ありがとう。美味しかったです。