少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1504 選挙前夜1

まずは身近な都議会補欠選と都知事選から。
私が住む世田谷区は定数8名で、空席1に5人の候補者が立候補。
ここへの投票はすでに決まっている。
33歳で新宿区から世田谷区に越してきて早20年になるが、一貫して「行革110番」の後藤雄一さんを押している。
無所属の個人政党、生粋の「少数派」だ。桜上水でパン屋を個人経営されている。行政の不正、税金の無駄使いを、市民レベルの観点から指摘し是正させる地道な活動を行っている。
昭和24年生まれ63歳。世田谷区出身、成蹊高校→成蹊大学経済学部。http://www.gyoukaku110ban.jp/contents/00-110ban/110-brog-index%20.html
現在の都議会7議席は民主、公明が各2議席、自民、共産、生活者ネットワークが各1議席の計7議席。なんとか後藤候補に返り咲いていただきたい。


同じ世田谷区内から、現在の家に越してきたころの話。
近所の小学校に投票に行くと、まだ幼子だった仮面ライダー1号に、選挙管理委員が「紙ふうせん」を寄越した。「これは、いったい何の真似ですか?賄賂ですか?」と安藤総理は皮肉タップリに言ってやった。
「いえいえ、投票に来ていただくための、啓蒙運動ですよ」
選管委員はバカ丸出しでそう答えた。
「投票に来ていただくため・・・って、言いつつ、投票に来た人間に配るとは、おかしくありませんか?」
「はあ、確かに、そう言われればそうですね、ハハハ・・・」
「ハハハじゃなくて、違いますか?」
「ああ、確かに、おっしゃる通りでございます」
だが選管委員はバカだから、コトの重大さに気づいていない。
「ところで、この紙ふうせんは、無料で配られているみたいですが、天から降ってきたわけではないですよね」
「はあ、そらそうですけど、何か?」
「要するに、この紙ふうせんは、どこかの業者さんに作成を依頼して、そこにしかるべき費用を払ったということですよね?」
「はい、そうですが・・・」
「その資金の出所はどこになりますか?」
「一応、区からということですが・・・」
「つまり住民税という税金ということですね?」
「はあ、まあ・・そう言われれば、そうですが?」
「これ、私に許可を得ましたか?」
「いえ、それは、ひとりひとりに許可を得るわけにはいきませんので・・・」
「ですよね。で、この紙ふうせんを配ることによって、投票率が、仮に1%でもアップしたというデータとか根拠とかはございますか?」
「いえ、そ、それは特に無いかと・・・」
「つまり、配っても配らなくても、投票率に影響はしない・・・と」
「ま、まあ、そういうことになりますなあ・・・」
「では、何故、お配りになられる・・・」
「いや、まあ、それは、昔からというか、何というか、まあ・・・ねえ」
「あなたたち選管委員は、この紙ふうせんが税金の無駄遣いだという認識はござらんのか、このタワケ者めが・・・」
「いや、そんな、税金の無駄・・・とは、特に思っておりませんが・・・」
「お前のようなバカ役人では話にならん、責任者を出せ・・・」
ということで、後日、担当役人を呼びつけ、検証させたところ、この紙ふうせんに費やした、我々区民の血税は合計80万円。そして対比用効果の実態は不明で算出できず。配り切れなかった紙ふうせんは、選挙用に印刷されたため、再利用もできず廃棄処分。当然、廃棄は有料で、それも税金。これが役人の所業で氷山の一角一事が万事の典型、罪の意識まるで無し。
これをきっかけに、世田谷区では、その後、一切の配りものを廃止させました。


さて都知事選だが、下馬評では猪瀬直樹候補の圧勝ということだが、どうか?まあ、おそらくそうなるだろう。
猪瀬氏も仏頂面ノーオーラだが、宇都宮けんじ候補もおっとりタイプでカリスマ性がない。要するに「頼りない」。プロフィルを見る限り、相当な苦労人だが、逆に市民目線になったところで、国家や官僚と渡り合える力量も迫力もない。いいところばかりではないが、白黒ハッキリしている石原慎太郎インパクトが強すぎて、星野監督のあとの山田監督、長嶋監督のあとの堀内監督・・・みたいな小物感満載の都知事選では、イマイチ、力は入らん・・・というのが安藤総理の本音。
結局、消去法で猪瀬候補となるのだろうが、無論、石原政策の一環である五輪の誘致には大反対。一部の業者にしか恩恵がなく、結局、負の財産となるのは歴史が証明している。北京もロンドンも悲惨だったじゃないか。どうせやるなら、せめて東北地方での復興五輪を・・・。
でも、そんことは夢物語。地球一危険地帯ニッポンでの開催を誘致委員会が快諾するわけもなかろう・・・。地震だけではなく、放射能汚染の本当の数値を、すでに世界中が知っている。誘致にかける費用があるなら、即刻、東北地方の復興に回すべし。