少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1551 ダイエッ党は明日から31

12/30 就寝前計量 91・2㎏
12/31 朝  計量 90・2㎏(う〜ん、意外と落ちたけどお湯割りの水分か?)


晦日は朝昼はパパイアジュースのみ。
サラ金の返済など、数々の雑用を済ませ、夕刻、元海軍の五十嵐隊長のおごりで笹塚のエクセルカフェでコーヒー。僅かだが収入のある五十嵐隊長は年越し蕎麦をマルちゃんの緑のタヌキで過ごすという。下北沢のオオゼキで99円のやつを、奥方の分とすでに2個購入済み。さすが、危機管理が行き届いている。
「来年、どうやって生きていくか・・・」オサーン二人、一杯のカフェで一時間以上議論する。
残念な結果を報告しよう。共通の友人I橋くんは、安藤総理と五十嵐隊長と同じ年。彼はもう何年も前に、家族と世田谷の土地、家屋、一切がっさいの財産を失い一文無しの完全ホームレスになった。
しかし、彼は今、悠々自適の暮らしをしている。「安ちゃんもツカサ(五十嵐隊長)も早くこっちへおいでよ・・・楽しい〜ぜ〜、楽だぜ〜・・・いつでも待っているからさあ・・・」と満面の笑みで誘ってくれる。彼の幸せを見るにつけ、思わず引き込まれそうになる。
こうして、魔界へ引きずり込まれそうになるたび、僕と五十嵐隊長が、お互いのアタマを思いきりひっぱたき、冬山遭難で眠らないように、眼を覚まさせる。


「起きろ〜、寝るなあ〜」。嗚呼、このまま眠らせてくれたら、どんなに楽になれるだろうか・・・。
そう、I橋くんが、いざなう世界は「生活保護」という禁断の果実。
安藤総理「どうする、どう見てもあいつが一番幸せそうじゃん、行く?」
五十嵐隊長「安ちゃん、騙されたらダメよ。安ちゃんには無理無理」
そう、彼は彼なりに努力している。毎週日曜日、救世軍や慈善団体が上野や新宿での無料の配給食のために寒風の中、延々と二時間も並ばなくてはならない。定期的に職安に通うパフォーマンスも役所に報告しなければならない。


しかし、ちゃんと生きようとしている安藤総理や五十嵐隊長より、どう考えてもI橋素浪人の方が、遥かに人生を謳歌しているではないか。
五十嵐隊長が煙草をふかしながら空を見つめる。「働いても働いても、次の仕事がねえし、もう不況で自衛隊も武器買ってくんねえし・・・」
「どうやって喰ってる?」
「ン・・・まあ、かあちゃんに食わせてもらってるけど、一応金入れてるよ」
「いくら?」
「最低20は入れろ・・・って言われてるけど・・・」
「言われてるけどって・・・そんなに入れてるの?」
「無理・・・」
やっぱI橋が一番「楽しそう・・・」。仕事に就くと生活保護がもらえなくなるという。明日のことは考えなくていい。生活保護仲間から、食糧配給の情報だけしっかりと確保さえしていればいい。病気になっても事故に遭ってもへっちゃらさ。医療費もいらねーし、死なないことだけ考えりゃいい、死ぬまでの、本当の意味での「生活保護株式会社」への永久就職だぜい〜〜〜、ワイルドだろ〜〜〜。


ああ魅力的・・・「目を覚ませええ〜〜〜」。今度は安藤総理が五十嵐隊長のアタマをひっぱたき、「んじゃ良いお年を・・・」と店を出る・・・。
晦日は朝昼をパパイアジュースで過ごし、年越し蕎麦を食べる都合で、夜9時ごろから、2012年、最後の晩餐をひとりで食べる・・・。
就寝前 2012年最後の計量・・・90・8㎏・・・朝より600gオーバー。


ダイエッ党は明日から・・・!