少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1569 へび年なのに

小学生の時に聞いた話。
「生きものの中で、一番人間になつくものは、犬や猫ではなく、実はヘビなんです・・・」
何年生のとき、どの先生から聞いたかまで記憶にない。ただ、ものすごく印象の強い話(もしかしたら本で読んだのかも?)だったから覚えています。


ジャングルの奥深く、日本人の駐在員が居りました。小さな子供が二人いました。子供たちが、庭で遊んでいると、虎やライオンなどのどう猛な野獣たちが、その子供たちを虎視眈々の狙っているのです。
ところが、その子供たちには、虎もライオンをも寄せ付けない、強力なボディーガードがいました。主が、育てた「にしきべび」でした。全長3mもある巨大なにしきへびでしたが、とても利口で主の言うことを何でも聞くのです。
庭で遊び疲れ果てた子供たちが眠ってしまうと、そのヘビは、子供たちをぐるりと囲んで、猛獣たちから守りました。
年月が過ぎ、主一家は日本への帰国を命じられ、そのにしきへびとお別れしなくてはならない時が来ました。しかし、にしきへびは、一家のことが大好きで離れようとしません。いよいよ村から、港へ向かう主一家を乗せた列車が走りだしたときです。ふと気が付くと、へびが線路の上を必死で追いかけてきたのです。主たち一家はもうどうすることもできません。泣くだけです。
いつしかヘビの姿が小さくなり、とうとう見えなくなりました。
そして、日本へ向かう船に乗り、主一家は見送る人たちに別れを告げました。
船は出航し、港の人たちが、どんどんと遠ざかっていきます。
すると、子供が見つけました。あのにしきへびが血だらけになりながら、必死で泳いで船のあとを追いかけてくるのです。一家はもう涙が止まりません。
そしてへびはゆっくりと海に沈んでゆきました。
実話だった・・・と記憶しています。
こんな記事を読んだら、やはりその話、実話なんだと確信できました。
ーーーーー以下ネット記事転載ーーーーー

旅客機翼にニシキヘビ=飛行2時間、死闘むなしく―豪

時事通信 1月11日(金)19時44分配信


シドニーAFP=時事】オーストラリアの航空大手カンタス航空で10日、飛行中の旅客機の翼に体長約3メートルのニシキヘビがしがみついているのが発見された。乗客に影響はなかった。
 ヘビが見つかったのは豪北東部ケアンズからパプアニューギニアの首都ポートモレスビーに向かう旅客機。巡航高度に達した後、乗客が翼に乗った「珍客」を発見した。
 ヘビは猛烈な風と低い気温にさらされて「死闘」を展開したが、乗客らの応援もむなしく、到着後に死んでいるのが確認された。乗客の一人は「機内にパニックはなかった。死んでしまったことは本当に悲しい」と話した。
ーーーーー以上ーーーーー