少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1681 帰郷できない15万人

報道によれば福島だけで5万人、しかし宮城や岩手も含めれば合計で15万人もの人々が故郷へ帰れないのが現状。
放射能汚染にはじまり、復興都市計画で無理やり移転させられる人。中には数千万円もかけて新築、あるいは改築した被災者も、その計画の行政の二次被害者となり、自然災害のあげくの行政による人的災害の対象となっているのが、現実の姿です。


もし、あなたの故郷が放射能で汚染されたらどうしますか?
それでも、あなたは故郷に帰りたいと思いますか?
「もう大丈夫ですよ。除染作業は完了しました。すぐに人体への悪影響はありませんから」と厚労大臣や総理大臣が公式発表したとして、あなたはそれを信じて、受け入れられるでしょうか?
安藤総理はNGですね。無理です。
放射能はすでに大気から雨になり、地中に浸みこみ、いたるところに、放射能廃棄物が「仮り置き場」という名目の「永久保存場」として放置され、風雨にさらされ、2万4000年ほどは、放射能をまき散らすのです。
自身に置き換えて自問します。「お前ならどうする。それでも帰りたいか?」
特に小さいお子さんがいる家庭、これから子供を出産する若い女性のいる家庭には、もはや選択肢は残されていません。質問自体がナンセンスです。
100人が100人、5万人が5万人、「帰りたい」という気持ちは同じでしょう。
でも、選択肢はないのです。チェルノブイリがそれを証明しています。


加害者の東電は、まだまだ余裕のヨッちゃんで保有財産を確保しています。
すべて売却して、東京は土地が高いから無理だとして、埼玉、千葉、茨城、栃木あたり、可能な限り、被災者の故郷に近い場所に、ちゃんとした住宅を建て、まずは、被災者の人間としての生活を確保させ、さらには、原発事故で失業した人々への最低限の就業補償を行うべきでしょう・・・企業として、人間として。


ーーーーーー以下ネット配信記事より転写ーーーーー



原発事故で避難の福島県民、5.4万人あと4年は帰れず

朝日新聞デジタル 3月10日(日)5時1分配信


【笠井哲也】東京電力福島第一原発事故で設定された福島県の避難指示区域の再編に伴い、少なくとも事故から6年、今後4年は帰還できない住民が約5万4千人にのぼることが、各自治体などへの取材でわかった。事故後に避難指示の対象となった約8万4千人の6割超にあたる。帰還を見通せる区域の住民の中にも戻らない選択をする人が出てきている。東日本大震災から11日で2年となる。

 朝日新聞が各自治体からの聞き取りや復興庁の試算を基に集計した。約5万4千人のほとんどを、第一原発がある大熊、双葉両町と、浪江、富岡両町が占めている。

 集計では、避難指示区域の再編で今後4年以上戻れない「帰還困難区域」に該当する住民は7市町村(再編未実施も含む)の約2万6千人。大熊、双葉両町でこのうちの約1万7千人を占める見通しだ。

ーーーーーー以上ーーーーーーー


03/10のフジテレビ「新報道2001」を見ていて、あきれ果てました。
コメンテータに大島理森という自民党のバカ議員が出ていました。自民のバカ議員どもは、どいつもこいつも、不景気のことや、原発事故後の処理は、み〜んな、民主党が悪いのだ・・・と、二言目には「前政権が・・・」と判で押したようにバカのひとつ覚え形容詞をつけます。このバカ議員も何度もしたり顔で連発したことか・・・。そもそも原発を推進して、「安全だ、安全だ」と言い続け、だたただ利権のためのみに、原発を乱立させたのは、どこのどいつだ・・・と安藤総理は叫びたい。


で、このバカ議員はトンチンカンな回答、つまり「大臣も議員先生方も、みんな東北復興のために、一生懸命やっておられる、全力を尽くしておられる」と自画自賛と民主批判を繰り返すばかり。司会者の須田何某が、そんなバカ議員にばかりマイクを向けるのには、フジと自民の政治的交渉も見え隠れした。
この日は、福島県立安積(あずみ)高校の現役高校生も緊張した面持ちでライブ参加。当事者の高校生の声を聞けるとは、なかなか貴重な企画と思い、耳をすませていましたが、結局は彼らの嘆きより、バカ議員の自慢話手柄話の方が長く閉口の極みでした。


番組の終了間際、司会者から「大島議員から安積高校の生徒さんたちに何かひとこと」と振られると「雨ニモマケズ 風ニモマケズ・・・日本人はこうして困難を乗り越えてきたので、みなさんもひとつ、困難に負けることなく云々」と宮沢賢治まで引用して、そうぶち上げた。
本当にお前はバカか・・・と思わず声を漏らしてしまいました。
福島は、宮城や岩手は、雨や風や、ましてや地震津波に負けたわけじゃないんだよ、オッサン。
放射能汚染と、2年経っても何も進まない行政の愚策に次ぐ愚策と、東電の誠意なき対応、さらにはマスコミによるバカ東京五輪誘致やWBCバカ騒ぎによる被災者軽視としか思えないワッショイワッショイ報道に、もがいているのだよ。
放射能汚染を「雨・風」と同じレベルで語るバカ議員には、バカの上にKYもつけてやろう。
このKYバカ議員、どこの誰だかネット検索すればすぐにわかるだろうけど、間違いなく、どっかの地方の二世、三世議員だね。しかも一族郎党の中には土建屋がいて、地元では名士、大先生で通っている。今夜は自宅で、この放送の録画DVDを繰り返し観ながら、さぞや晩酌が弾むことでしょう・・・。
安藤総理には、そう映りましたチャンチャン。



調べてみたら、KYオッサン、なんと自民党副総裁だってよ・・・。すでに自民も終わったな・・・。
つまり、コウモリ的茶坊主じゃねえか!

「心だけはキレイな男・・・リモリン」だとよ・・・。自分で言ってりゃ世話ねえし・・・。加えて麻生、谷垣登場。おバカくらべっこ大会? それとも無能博覧会か? バカバカしいぜ・・・。