少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1718 NHK原発告発ジャーナリスト組織的抹殺1

ネットでこんな記事を見つけました。
NHK堀潤アナ「脱原発」で退職 上司と「最後の談判」つぶやいていた


組織の方針と自己の信条がぶつかることは、どんな社会でも日常的にあることでしょう。しかし「報道」となると話は別です。とくにNHK民法と違い、NHKの報道は、いわば大本営発表の「国営放送」として、とくに田舎のおじいちゃんおばあちゃんなど、いまだに天皇陛下の御発表と同等の重みを持っている、もしくは、それに近い感覚の方が多く、「NHKの放送だから間違いない」と錯覚している人々が、実際に日本国民のほとんどではないかと断言します。
個人の信条(正義感)に反して、企業の方針(営利第一主義)に乗っかり、イエスマンとして出世街道に邁進するか、たとえ冷や飯を食おうとも、個人が決めた正道を貫こうとするか、これは本当に意志がマックス高い部分での葛藤です。
しかも、NHKの局員とあらば、マスコミ業界では勝ち組中の勝ち組。堀潤氏の意志の高さにはアッパレです。NHKにも、こんな人物がいたんだあ・・・と驚きです。
彼はまだ35歳。これが50過ぎのオッサンになると、若く燃えた日々に散々、水をぶっかけられ、もういいや、定年までおとなしく過ごして、経費で安酒飲んで、閑職に追いやられたら、ラッキーと思って読書三昧で時間潰したろ・・・と完全に牙を抜かれた入れ歯の元オオカミとなるのです。
安藤総理はこの堀潤氏に接触したいと思います。あと読売と闘う清武さんにもお会いしたい。安藤総理が日刊ゲンダイを辞めたのも、実は同じような状況でした。
ではネット記事をお読みください。


ーーーーー以下ネット配信記事転載ーーーーーーー


NHK堀潤アナ「脱原発」で退職 上司と「最後の談判」つぶやいていた

2013/3/21

「早速、今は渋谷に向かっています。これから上司達と面談です。今日、予定していた番組打ち合わせや週明けの収録がキャンセルになったので、じっくり向かい合って話してきます」

NHK堀潤アナウンサー(35)がこうつぶやいたのは、留学中の米国から戻ってきた直後、2013年3月16日午前のことだった。のちに判明するが、この2日後に堀アナは退職届を提出、NHKを去ることを正式に決める。

きょうの料理」での復帰突如白紙に

堀アナといえば、「ニュースウオッチ9」リポーター、「Bizスポ」総合司会などを務め、お茶の間にもよく知られた人気アナの一人だ。2012年3月からは米カリフォルニア大学ロサンゼルス校に1年間留学、この4月に帰国してからは、長寿料理番組「きょうの料理」(Eテレ)と、美容番組「女神ビジュアル」(BSプレミアム)を担当する予定だった。

一方で堀アナは東日本大震災以来ツイッターを通じ、主に原発に批判的な立場から活発な発言を続けていた。フォロワーは一時最大10万人を数え、拙速な原発再稼動への批判、

「国や組織に期待してはだめだ。もうだめだ。僕らで動こう。僕らで考えよう。僕らでこの国を変えよう。だって、僕らの国なんだからさ」(11年12月)

など、NHKアナとしては異例のかなり踏み込んだ発言も少なくない。そのため、春からの復帰先がいわば畑違いの「きょうの料理」だったことには、ネットを中心に「報道部門から遠ざけられた」と見る人も相次いだ。

そしてこの3月に入り、両者の関係は決定的に悪化する。

堀アナは留学期間を利用し、UCLAドキュメンタリー映画「変身」を制作していた。福島やスリーマイルなどの原発事故を追った内容で、3日に堀アナが完成を発表、UCLA内で上映されたほか、ロサンゼルス市内での市民向け上映会も予定されていた。

ところがNHKは、堀アナに対して上映の中止を指示した。NHK広報部は「映画の内容を理由に、中止を求めたものではありません」としているが、堀アナは3月11日、中止の理由は映画の政治性だとして、ツイートに憤りを滲ませた。

(続く)
ーーーーーーーー以上ーーーーーーーーーー


料理番組をバカにするわけではありませんが、報道局から料理番組への移動とは「降格」というような生易しい懲罰ではなく、いわば「公開処刑」同様の見せしめとまったく同じです。
サラリーマンジャーナリストなら、ここで牙を抜かれ、一生、局の「犬」となり、上司(飼い主)に逆らわぬようにして、なにがあってもワン「イエス」というポチになれば、定年退職までのエサ(ドッグフード)か確保されるのです。つまりは「出る杭は打たれる」方式。
ならば「出すぎた杭になれ」と先人たちはそう言いますが、組織が巨大化するにつれ、それはそれでまた大変です。
安藤総理の近辺には、同様の、元新聞記者、現フリージャーナリストがごろごろいますが、みな、安藤総理同様の小物ばかり。今回の堀潤氏や清武氏のような大物(出すぎた杭)はそうそういません。そんな彼らでさえ、こうなっちまうんだから、ナベツネくらい出すぎないと意味がない・・・ってこと。ナベツネは巨悪の根源ですが、そういう意味では、ある種、尊敬に値するかも知れません。
(つづく)